【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ20)

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「では、バスの席順でスムーズにいくよう番号順に二列で並ぼう！」

「嫌です！私は走ってバスを追いかけます！」

「時間かかるだろ、合理的じゃない」

「私の鍛錬になるんで合理的です！バスと同じスピード出せば問題ないですって！」

「「「「いや無理だろ！！」」」」

「いやあああああああああ！！！！！！！」

こうして私は強制的にバスに乗り込ませられた。
隣がショートなのが唯一の救いだわ……。

「車、ダメなのか？」

「車ってか、乗り物全般ダメかな。滅竜魔導士は乗り物乗るとすぐ酔うのよ……」

動かないで動かないで動かないで動かないで動かないで動かないで動かないで動かないで動かないで動かないで！←

ブロロロ……

「うぷ…………」

「「「「秒で酔った⁉」」」」

「ちょっ……誰か止めて…………バス止めて……」

死ぬ……！

「派手で強えっつったらやっぱ轟と爆豪とアリスだな」

何か始まってるけど、ロクに受け答え出来んぞ……。
そしてショート寝てる……。
手はがっちり握られてるけど。

「あいつは人間じゃねぇだろ」

「あ？なんか言っ…………気持ち悪い」

「人の顔見て言ってんじゃねえぞ！殺すぞ！」

「仕方ないでしょ…………。うえええええ…………。そんなにキレてたら人気出ないぞ」

「この付き合いの浅さで
既にクソを下水で煮込んだような性格と
認識されるってすげぇよ」

いやどんな性格だよオイ。

「てめぇのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ！！」

「待ってマジで辛い…………うぷっ」

うえええええええ。何これ酔ううううう。
こっちの人ってこんなのに毎日乗ってんでしょ⁉
馬鹿なのかな←

「低俗な会話ですこと！」

「あっはっはっ！でもこういうの好きだ私！」

「もう着くぞ！いい加減にしとけよ……」

「「「「ハイ！」」」」

「ショート…………起きて。もー少しで……うえっ。着くって」

「ん」

私は少しでも酔いを抑えようとショートにしがみついて、ずっと匂い嗅いでた。

しょーがないじゃん！
だっていい匂いするんだもん……。