【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ19)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:62,884 hit

story16 ページ19

教室に戻ったら、ちょうど四限？が終わってからだった。

「校長先生と今日半日お話して、私は生徒の一人として数えられるって事になりました。だからみんな、改めて、同級生としてよろしくね？名前呼び捨てにして欲しいし、敬語もやめて欲しい…………です」

「「「(かぁいい)」」」

ここまでは順調だった。みんな受け入れてくれて、ちょっと泣きそうだった。

「あとそいつ、俺の彼女だから手ェ出すなよ」

そして涙が引っ込んだ。

⁉

「「「「⁉⁉⁉⁉」」」」

「なっ、ななな何を言ってるのかなショート⁉」

「別にそのうちバレるんだし大丈夫だろ」

「そっ、そういう問題じゃなくて……！」

昼休みはクラスメイトにからかわれたのは言うまでもない。

ああやっと、友達みたいになれた気がする。
こういう会話、先生と生徒なら出来ないもんね。

そう言うと女子達に抱きつかれた。
かぁいいね、うん。

午後からはヒーロー基礎学の授業。
今日は『人命救助』がメインらしい。

各自コスチュームに着替えてバスに移動。
ちなみに私はもう着替えてある。
ヒーロー基礎学だけは教師役ですから笑

てかB組の教師役誰なんだろ。
妖精の尻尾のメンバーだけはないだろうけど。

ところで。

「ね、ショート」

「お？どうした？」

「バスって何？」

「車だな。大きくて、クラス全員乗れる車だ」

「え"…………」

何それ、え。車ってあれでしょ？
魔導四輪的なアレ。

えっ。滅竜魔導士乗っちゃダメな奴じゃん。

「アリスちゃん顔色悪くね？大丈夫？」

「呼び捨てと敬語なしって言った途端にこれか…………。デンキって案外チャラい人？」

「そーだよアリス。こいつチャラいから近付かない方がいーよ」

「中々辛辣だねぇ、キョーカも」

ウンウン、みんな仲よさそうで何よりだよ。

「よし、みんなバスに乗り込んでねー！私は走って行くわ！」←

「「「「「え⁉」」」」」

私、今日を命日にはしたくないかな←