【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ16)

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ホテルに着いた頃には、もう夕方になっていた。

「ショートありがとう！帰り、気をつけ……え」

気をつけてねって言いたかったのに、最後までいてなかった。
何故かって？ショートに抱きしめられてるから。

何で⁉

「…………悪い」

謝る割には動こうとしないショート。
ちょっ、何これ私はどうしたらいいの⁉

「無理な事ぐらい判ってる。いつか、離れる日がくるって事も。だけど、そんな事どうでもいいくらい今は伝えたいんだ。

アリスが好きだって」

「え…………。い、ま……今何て」

好きって…………言った？
誰が？ショートが？
私に？

「ウソだ」

「嘘じゃねえ」

何で……。
どうして私なんかを……？

そりゃあ私だって、ショートが好きだよ？

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《回想》

おおおお、扉閉まったァァァァァ。
どんな扉だよ。こっわ。

ん？みんなこっち見て……

「わぁ……」

何あの子。他の子と全然違う。
何よりも雰囲気がすごくいい…………え、何あの子かっこいい。

「ん？」

あ、なんか黒髪の人いる……。
きっと赤いだろう顔に自覚はあった。
けどその感覚は痛みによって、一瞬にして消え去った。

後日判ったのは、匂いも声もガチ目に好みだった事。
声はアレだね！リオンとおんなじだね！←

《回想終わり》
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「あの…………私もショートが好きだよ？ほぼ一目惚れ、だったし。でもね？私は一応教師？としてここにいるから、あの…………」

「それなら関係ない。俺はアリスが好きだし、アリスも俺が好き。それだけでいいだろ。付き合う理由なんて」

顔を上に向けさせられたと思ったら、唇を奪われた。ふぁ、ファーストキスが……。

「明日校長先生に謝りに行かないと」

その言葉を聞いたショートは嬉しそうに微笑って、また私の唇を奪う。

ギルドがなくなってからぽっかり空いてた心の穴が、幸せなもので埋まっていく、そんな感じがした。

ねぇ、みんな。私今、幸せだよ。

何か急展開だった気もするけど…………どうですかね？
色んな作品書いたんですけど、付き合うまでが長い私にしては珍しく、でした笑笑

まだまだ終わらない(終わらせない)つもりなので、最後までお付き合いください！

Chiharu