story9 ページ11
「スタート！！」
建物の入り口に立って、全体を見渡す。
さて……どう動くかな。
「宝石造形……
分身に正面突破してもらって、私は窓がある壁を足場を造って飛び上がっていく。
さっきのショートの戦いぶりを見るに、まず相手を攻撃しに行くだろう。
建物を凍らせるなりね。
「……見つけた」
ド派手に窓をぶち抜けて、室内に侵入。
そのままカクヘーキとやらに触ろうとして、さっきの威力やばい爆発をもろに食らった。
「全力出せっつったのはそっちだからな。死んでも知らな…………なっ⁉」
カツキが驚いてる。そりゃそうだよ。あの大爆発の炎を、私は食べてるんだもん。
「割と美味しいじゃん？ でも、まだまだだよっ！」
カツキの頬を蹴り飛ばした。
「あっ、やべ。やりすぎた……」
吹っ飛ばされたカツキを見て、流石に少し反省。
今度こそカクヘーキに触ろうとしたら、氷に攻撃された。
「おっ、やっときた。分身はどーだった？」
「入り口付近で氷漬けになってる。にしてもすげぇな。最初は本物かと思った」
「お褒めに預かり光栄です。けど……！ 宝石造形……
紅い大きな斧がショートに向かって振り下ろされる。それを軽々と避けて、攻撃してくる。
「なら！ 宝石造形……
てかこれ私がカクヘーキ触ればいいだけなんだけどさ。
いつの間にか場所移動してて、カクヘーキの前にショートがいるのよ。
倒すしか方法はないな……。
「てんめぇぇぇ！！！」
「ゲッ！」
二人揃った⁉ カツキ案外タフだな⁉
「もう！ めんどくさい！」
ショートの氷の攻撃を避ける事もせず受け止める。
んでもって、食べた。
「「はぁ⁉」」
「あんましこの手は使いたくなかったんだけども！ 雪竜の咆哮！！」
二人に向かって咆哮を打つ。狙いはカクヘーキを凍らせる事。
ついでに二人も凍ったけど、カツキいるしなんとかなるでしょ。
「あ、まじ？」
ショートも炎使う人だった。私がそっち見た時は二人とも氷から脱出してた。
でもね！
「もう遅いよ。宝石造形、
ダイヤモンドで出来た檻に閉じ込めて、火竜の咆哮でカクヘーキの氷を溶かす。
んでタッチ。
「敵チーム勝利ー！！！！！！」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：Chiharu | 作成日時：2018年8月14日 19時
