【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ2)

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プロローグページ2

冥府の門と戦った後、妖精の尻尾は解散した。
あの日私達は帰る家をなくしてしまった。

家族もみんなバラバラに…………。

私は、剣咬の虎にお世話になるつもりでいた。
スティングもローグも、私に懐いて(？)くれてるし、実際私も仲良いし。

けれど、解散する直前にとあるS級クエストを見つけて、そこで仕事をする事にしたの。

出来れば星霊魔導士でって書いてあったけど、現時点で星霊魔導士はルーシィとユキノくらい。
なのにS級クエスト。……無理だよね？

出来れば、ってだけだから大丈夫か！なーんて安易な考えで評議員に行った。

そこで渡されたのは空色の鍵だった。星霊魔導士の鍵と似てる。

なんでも依頼内容は『時空を超えて、魔法の先生をやる』というもの。

渡された鍵を使えれば出来るそうで。
で、試しに鍵に魔力を込めたら、まさかの扉を開けちゃいました←

扉を開けるS級なら誰でもよかったんだって。
なるほどね、だから扉を開ける専門(？)の星霊魔導士って訳か。
ついでに私にも素質はあったって訳か。

という事で私はこの依頼を正式に受理。
でもルークは置いてく事にした。いつまでかかるか判らない仕事に付き合わせる訳にはいかないし、喋るネコなんてあっちでは珍しいと思うから、狙われるかもしれないからね。

だからその間はルーシィにルークをお願いした。
同じ〈ルー〉だし、大丈夫でしょ(何が)。

そういえば、私が行く世界？では魔法は一切ないんだって！！なのにエーテルナノはあるんだって。おかしいよね。

魔法の代わりに『個性』？ってものが発達してるらしい。
私に出来る事なんてあるのかな？？

なんて、弱気になってる場合じゃないね！
行ってきます！

いつか妖精の尻尾のみんなが再会出来る日が来ますように！

アリス・フロックハートの日記より─────。