105話 ページ10
零が変なライン送ってきた次の日。企画課は朝っぱらから大忙しだった。
赤井秀一を確保するための班と、来葉峠に向かう彼の部下を追う班。この二つに分かれて行動するらしい。
私と零は沖矢昴の家(実際には工藤邸)に乗り込む事に。
それにしても大慌てだわ。警視庁の公安部に指示出したり。
ウチから動ける人間は限られてる。
ちくしょー、人手足りない〜。
お姉ちゃんはこの事を上に報告してる。
「だから! 組織の中心部に近付くためだって何度言ったら…………はい? そっちじゃないです! コードネームがお酒の名前のトコ! 判らないならもっと上に繋げて!」
途中から敬語使うのやめたよ。一応偉い人達だよね……?
お姉ちゃんよりは下だろうけども。
「ったく、日本語通じるヤツが電話に出ろよ」
うわ、めっちゃキレてる。
「はい、古神です。ええ、はい、そうです。例の組織に潜入し死亡したFBI捜査官が生きているかもしれないので、その確認です。生きていれば即確保。ええ、成功すれば組織の中心部に必ず近付けます」
さっきまでの苛立ちは何処へやら。冷静に対処するお姉ちゃんは本当にかっこいい。
「はい、了解…………いえ、一応年う…………判りましたよ。努力します。いざという時しか使うつもりはありませんので。失礼します」
ほぼ強制的に電話切ってる……。
「日本語と常識と私の気持ち通じる人間を電話相手に寄越せよ。どーなってんのよ、日本警察」
「いやいやいやいやいや! 最初二つはともかく最後のは無理でしょ⁉」
「ちづる、クッキー作って。食べたい。さっくりしっとりしてる奴食べたい」
真顔で要求してきた!
波南ちゃんの淹れる紅茶がすごく美味しいらしく、私のクッキーと一緒に飲みたいんだって。
そーいや、前にお土産に買ってきた紅茶ってどうなったんだっけ?
淹れてなくない?笑
「判った、作れたら作る」
「やったよ、うぇーい! これで今日も生きていけるぅ!」←
お姉ちゃんが壊れました。誰か助けて。
昼頃に紅茶淹れてもらったんだけど、めちゃくちゃ美味しかった。
何これうっま。
次回! 怒涛の⁉ 緋色シリーズ突入!
え? もう突入してるって? 細かい事は気にしなーい!!!!!!
お楽しみに!
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Chiharu(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます! 更新は来年2月までできないのですが、コメントはお返ししますので! コメントを励みに来年まで頑張ります! 応援と他作品、よろしくお願いします(´∀`) (2019年8月6日 16時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - やばい!好みにドストライクです!Chiharuさんの作品が大好きなので、頑張ってください! (2019年8月5日 17時) (レス) id: 50ca3fafb3 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - mamiさん» ありがとうございます! 勝手なる私事で皆様を振り回してしまい本当に申し訳ないです……! コメント、励みになります! ありがとうございました! (2019年8月3日 9時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
mami - 面白かったです!2月から更新頑張ってください! (2019年8月3日 3時) (レス) id: 3ba7cafabb (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - RURUさん» ありがとうございます!(´∀`) 始まりましたよ! 純黒編! 今は下書き書き終えてホッとしてます笑 意外な展開ばかりなので、楽しみにしていてください! (2018年9月27日 23時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Chiharu | 作成日時:2018年8月2日 23時