検索窓
今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:116,463 hit

105話 ページ10

零が変なライン送ってきた次の日。企画課は朝っぱらから大忙しだった。

赤井秀一を確保するための班と、来葉峠に向かう彼の部下を追う班。この二つに分かれて行動するらしい。

私と零は沖矢昴の家(実際には工藤邸)に乗り込む事に。

それにしても大慌てだわ。警視庁の公安部に指示出したり。
ウチから動ける人間は限られてる。
ちくしょー、人手足りない〜。

お姉ちゃんはこの事を上に報告してる。

「だから! 組織の中心部に近付くためだって何度言ったら…………はい? そっちじゃないです! コードネームがお酒の名前のトコ! 判らないならもっと上に繋げて!」

途中から敬語使うのやめたよ。一応偉い人達だよね……?
お姉ちゃんよりは下だろうけども。

「ったく、日本語通じるヤツが電話に出ろよ」

うわ、めっちゃキレてる。

「はい、古神です。ええ、はい、そうです。例の組織に潜入し死亡したFBI捜査官が生きているかもしれないので、その確認です。生きていれば即確保。ええ、成功すれば組織の中心部に必ず近付けます」

さっきまでの苛立ちは何処へやら。冷静に対処するお姉ちゃんは本当にかっこいい。

「はい、了解…………いえ、一応年う…………判りましたよ。努力します。いざという時しか使うつもりはありませんので。失礼します」

ほぼ強制的に電話切ってる……。

「日本語と常識と私の気持ち通じる人間を電話相手に寄越せよ。どーなってんのよ、日本警察」

「いやいやいやいやいや! 最初二つはともかく最後のは無理でしょ⁉」

「ちづる、クッキー作って。食べたい。さっくりしっとりしてる奴食べたい」

真顔で要求してきた!

波南ちゃんの淹れる紅茶がすごく美味しいらしく、私のクッキーと一緒に飲みたいんだって。

そーいや、前にお土産に買ってきた紅茶ってどうなったんだっけ?
淹れてなくない?笑

「判った、作れたら作る」

「やったよ、うぇーい! これで今日も生きていけるぅ!」←

お姉ちゃんが壊れました。誰か助けて。

昼頃に紅茶淹れてもらったんだけど、めちゃくちゃ美味しかった。

何これうっま。








次回! 怒涛の⁉ 緋色シリーズ突入!
え? もう突入してるって? 細かい事は気にしなーい!!!!!!

お楽しみに!

106話→←104話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
320人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Chiharu(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます! 更新は来年2月までできないのですが、コメントはお返ししますので! コメントを励みに来年まで頑張ります! 応援と他作品、よろしくお願いします(´∀`) (2019年8月6日 16時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - やばい!好みにドストライクです!Chiharuさんの作品が大好きなので、頑張ってください! (2019年8月5日 17時) (レス) id: 50ca3fafb3 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - mamiさん» ありがとうございます! 勝手なる私事で皆様を振り回してしまい本当に申し訳ないです……! コメント、励みになります! ありがとうございました! (2019年8月3日 9時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
mami - 面白かったです!2月から更新頑張ってください! (2019年8月3日 3時) (レス) id: 3ba7cafabb (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - RURUさん» ありがとうございます!(´∀`) 始まりましたよ! 純黒編! 今は下書き書き終えてホッとしてます笑 意外な展開ばかりなので、楽しみにしていてください! (2018年9月27日 23時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Chiharu | 作成日時:2018年8月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。