【名探偵コナン】 紅の花嫁3

102話 ページ7

警察が集まっている所に向かうと、犯人を見つけた。
波南ちゃんは零の車に乗せた(寝かせた)らしい。

犯人の元に行き、左頬を思いっきり殴った。

「爆弾じゃなくて花火とかふざけんなよ⁉ こっちはテメェのせいで仕事でこんなトコ来てんだぞ⁉ 警察の身にもなりやがれ！ つーか誰の許可とって私の可愛い後輩を殴ってんだよ、あ？ ざけんなよコラ。どっちだ？ どっちの頬殴った？」

「ひ、ひだぶへっ」

「そっか♡」

言い終わる前にもう一発同じ所殴ってやった。

「これでチャラだと思うなよ？ こっちはまだイライラして……」

「あいつが悪いんだ！ 俺の邪魔さえしなければ…………！！」

「「そういう問題じゃねぇ！！」

いつの間にか隣に来ていたお姉ちゃんと私の蹴りが、見事に顔面にヒット。

「死ね。つーか死んで詫びろ。死ね」

「あんたにはたーっぷりと罪状送りつけてあげるから、楽しみに待ってなさい」

お姉ちゃんの言う通りだ。少なくとも三つの罪はあるからな。
少なくて、だからな。

「ねぇ、コイツ踏んでいい？」

「いいんじゃなーい？」

完全に伸びた犯人の背中をグリグリと踏みつける。
大丈夫。これくらいで死にはしない。

いやー！ パンプスなのが悔やまれますわ！
ハイヒール履いておけばよかったなァ！

「ああ！ コイツより波南ちゃんの無事を確認しなきゃだよ！！」

「そうだよ！ 鞭とろうそくは今度でいいや！」

「えっ、それで何するつもりだったんですか……」

なんて言う鶴間を引っ張って車に無理矢理乗せる。ガックガク震えてるけど、そんなんじゃ公安は務まらんぞ。

道路交通法ギリギリの速度で走る私の車。その隣をお姉ちゃんがハーレーで走る。
めっちゃかっこいい。

「惚れ直してもいいよ？」

ウインクしてくるから、とりあえず写真撮った。
で、お姉ちゃんに撮られた。
撮ってる所を撮り合った。

事故るって？
大丈夫！ お姉ちゃんが揉み消してくれる！←

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