【名探偵コナン】 紅の花嫁3

124話 ページ30

仕事も終わり、警察病院に向かう。
零が先に降りる。私面倒ごと巻き込まれたくないし、このままここにいてもいいかなぁ。
風見、絶対モメてるよね。断言出来るよ。

「あれっ⁉」

うっそだ、ベル姉⁉ 何でこんな所に！！
しかも零に向けてるアレは…………サイレンサー付きの銃！

くっそぉ！ バーボンとロゼとして動けって事かよ！
早速面倒ごとに巻き込まれたよ！

アレか。あの女情報渡してから記憶喪失になったってパターンですか。

ヤベェ死ぬ！！

ネズミを一掃出来るね！ って言ったよ⁉ 言ったけどさ！ 食い止めるって思ってたからだからね⁉

フラグ回収⁉ 建てた覚えないんだけど！

「ぅわっ⁉」

「あら、ロゼもいたのね。ちょうどよかったわ。あなたにも来てもらうわよ」

「え、ベル姉⁉ 何でここに……」

「キュラソーが持ってきた情報が、ノックリストだった事は知ってるわよね？ バーボンやキールに疑いがかかってるわ」

ゲッ。じゃあもしかしなくても……

「残念ながらロゼ。あなたにもよ」

ですよねー！！！！！！

ベル姉は後部座席に座り、バーボンの運転で走り出す。車内は何処の通夜ですかってくらい静か。

ヤベェ殺される……！

「？」

お姉ちゃんからライン？

［スタウト、アクアビット、リースリング…………各国のスパイが続々と暗殺されてるみたい。気を付けて］

ごめんお姉ちゃん、もう遅いかも……。
死ぬか生きるかの瀬戸際に行ってきまーすって返信してから、スマホの電源を切った。

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