【名探偵コナン】 紅の花嫁3

116話 ページ22

侵入者は外の警備を軽々と突破し、警察庁内部に侵入。

「よくやるねぇ……」

窓側の壁に待機してるのが零。
その手前の曲がり角に隠れてる(待機してる)のが私。

私の視線の先には、ノックリストがあるスパコン？(詳しくは知らない)(スパコンかな？)がある部屋。

真っ暗な部屋のドアは開いていて、中でブルーライトがぼんやりと光っている。
目ぇ悪くなりそ。

「…………」

風見と波南ちゃんと鶴間が顔を見合わせて頷いた。

「作戦開始……」

三人が室内に入っていくのを確認した後、指をパチンと鳴らした。
それが零への合図。

パッと急に明るくなる部屋。
大人しく捕まってくれるといいんだけどねー。

「先輩！ くっ……わぁ⁉」

「！ ッチ！」

どうやら大人しく捕まってくれるタイプじゃないみたい。
そりゃそうだよね！！ 組織の奴だもんね！ 一筋縄でいったら逆に気持ち悪いもんね！

コンコン、と壁を少し強めに叩く。
二回叩いたのは、作戦失敗、強行突破。の合図。

「ぐっ！！」

あちゃー。風見までやられちゃったか。
身体能力は悪くないみたい。

走り出した女にまず一撃食らわせる。

「そんな簡単に逃げられると思うの？」

「なっ…………くっ！」

避けられたから、次は顔面を狙った蹴り。
ギリッギリでガードされる。

そんな事は判ってる。だから本命は……

「なっ⁉」

足払い！！！！！！

てゆーか

「お姉ちゃんにちょっと似せてくんなやああああああああああああああ！！！」

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