【名探偵コナン】 紅の花嫁3

113話 ページ18

翌々日(昨日はちょっと仕事が立て込んでて…………)。
企画課のみんなにベル姉から聞いた事を伝える。
やっぱりみんな驚いてた。そりゃそうだよネ。
警察庁に乗り込むとか、勇気ありすぎて逆にすごいわ。

「うーん……。ノックリストの警備を強化。侵入されるのが判ってたって状況だとちょいまずいな」

す、と空気が変わる。
お姉ちゃんが作戦を練ってる独特の空気。
私はこの時間が大好き。

やがてニヤリと笑って

「よし！ 外の警備はそのままにして内部の警備を強化しよう！ わざとノックリスト見せてもイイけどネ。見たら情報持ち帰ろうとするでしょ。そこに待ち伏せして袋叩きにする！」

と言った。

「内部警備には身体能力割とある人間使った方がいいよね。そこの人選はどーするの？」

「そこはもちろん考えてある！ ノックリスト見た奴を取り押さえようとするのが三人。風見と波南ちゃんと鶴間ね。ここでは別に取り逃がしても大丈夫。部屋を出た先に、私とちづるが待機してるから」

「お姉ちゃん大丈夫なの？ そんな大事な時に私と一緒にいて……」

「あ、そうだった！ じゃ、ちづる一人で待機！」

それでダメなら最終兵器、零の導入。
ま、ゴリラいるなら大丈夫でしょ。

「あとはノックリストの強化、か」

「そ。それについては私にまかせて！ とっておきの案件持ってるからネ」

「判った、お願いね」

「あったりまえでしょー！ 大事な妹の命かかってるんだから！ 私も命がけでやるに決まってるじゃん♪」

「頼りにしてるよ」

ぎゅっと抱きしめ合う。
それからお姉ちゃんはオフィスを出て行こうとした。

「何処行くの？」

「ちょい野暮用をネ。銃の手入れとか、ちゃんとしときなよー？」

……何だろ。気になる。
ついてっちゃお！←

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