【MHA×FGO】それを人は愛と呼ぶ 3 (ページ10)

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108話ページ10

布団をクッション代わりに、円卓状に座った。もらったお菓子、持ち込んだお菓子を広げ、自販機で買ったジュースで乾杯。

「……実は私、女子会初めてなんですけど……、どういうことをするのが女子会なんでしょうか？」

「ん、私も初めて……」

こんな大勢でお話するのも初めてだから、なんか緊張してきた。
葉隠ちゃんが言うには、女子会とは……恋バナだそう。その言葉に多種多様な反応を見せる皆。塩崎さんはあれなの？教会生まれか何かなの？

「それじゃ、付き合ってる人がいる人ー！」

みんながソワソワと私を気にしながら周りを見る。数秒後。
葉隠ちゃんが叫んだ。私以外誰もいないのかと。私はそもそも手を上げろと。

「えっ！？優作ちゃん、轟君と付き合ってるんだよね！？」

「ん、付き合ってるってか……その……」

「まさかあれでまだ付き合ってないとかないよね！？てかみんな好きな人は！？」

その言葉で反応したお茶子ちゃんに詰め寄る二人。女子会ってか尋問では？
お茶子ちゃんに個性で浮かされ、この話はなかったことに。

お茶子ちゃん、多分だけど緑谷君かなぁ。あくまで推測だけど。
なんて考えてたら、いつの間にかキュンキュンする話……A組・B組で彼氏にするなら誰、みたいな話になってた。

そんな対象で見たことがないから、思ったより難しい。突然じろちゃんと上鳴君が浮上したけど、私はありだと思う。だって一見チャラいけど、付き合ったら一途そう。梅雨ちゃんと同じ意見だった。
確かに女好きだけれども……

「…………峰田くん(ちゃん)よりマシだけど」

「「ん」」

あまりの揃いっぷりにみんなで顔を見合わせて笑った。やっぱり私、小大ちゃんとは分かり合える気がする(名前教えてもらった)。

次いで心がアレの人の話になり、イケメンつながりで焦凍くんの話になった。そうだよね、焦凍くんかっこいいし、彼氏にしたいよねわかる。

「あぁ、あのエンデヴァーの」

の一言で急に却下された。言えない、息子の彼女……かどうかはわからないけど、婚約者？的な私にはかなり友好的だったなんて……！

「てか、轟にはもう既にいるじゃん」

「いつもいつもはぐらかされてきたけど、今日こそは話してもらうよォ！」

「お菓子だっていっぱいあるんだからね！ほらお食べ！！」

ズボッと口の中にチョコレートを捻じ込まれた。あっ、美味しい……。