【MHA×FGO】それを人は愛と呼ぶ 3 (ページ6)

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104話ページ6

【葉隠透・障子目蔵】
気配を消す葉隠を複製腕を素早く同時に変化させ探す事で互いの【個性】を強化する特訓。

【峰田実】
もぎってももぎっても血が出ないように頭皮を強くする特訓。

一気に地獄というか戦場と化した……。私は何をすればいいんだろう。エルキドゥはもうこれ以上強くなるなんてできないだろうし(レベル？本確認したら120だったよ、つっよ)。

「君は……」

「はわゎ……」

ラグドールに近距離からじっと見つめられ心停止直前。息止めてるから心臓がドコドコ言ってる。ようやく解放された頃には、全力疾走直後の疲労に襲われていた。

「じゃあまずは、着替えてこよっか！」

「ん、はい！」

一旦マタタビ荘に戻って、ヒーローコスチュームである【ブリリアントサマー】に着替える。同時に、【日差し遮断】の個性で日焼け防止策をとる。日焼け止めなんて塗ってられないし、これは私が解除するまで解けないからとても便利。特訓にも影響しないし。

「草創キティの特訓場はここね！」

ピクシーボブに案内されたのは盆地のような少し広めの場所。ここにキューブ状の水を出すよう言われたから、とりあえず大きめのを一つ出した。

「じゃあ次はその浮き輪で水に乗って浮かぶ！」

そこそこ大きさのある水の塊の上に乗って更に浮き輪で浮くなんて、けっこうたいへんだったけど何とか成功。
そして次に言われたのが

「氷で剣を複数創って地面に射出！」

「剣、ですか……」

何の迷いもなくセイバーの……アルトリアの約束された勝利の剣(エクスカリバー)を3つ出して地面に撃った。

「次は矢をあの剣に撃って、更にその後は槍を、次にまた剣を……ってのが特訓内容ね。あ、わかってると思うけどその水はなるべく壊さないように！」

「はい……！」

こうしてピクシーボブは去っていった。これ、剣創った時思ったけど、違う事に意識向けながら違うことするのキツイ！しかも下手したら水に落ちる！！
でもやってやるわよ、プルスウルトラァァァァ！！！！

「とりあえず矢……！」

頼光ママの矢をイメージし、剣に撃つ。剣は砕け、矢が残った。セイバーにはアーチャー、アーチャーにはランサー、ランサーにはセイバー……なるほど、一人三役ならぬ一人三騎士か。

「槍はジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィのやつ！！」

撃った直後、ジャンタって呼べばよかったと気が付いた。