【MHA×FGO】それを人は愛と呼ぶ 3 (ページ26)

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124話ページ26

何はともあれ、家族全員にロビンを認めてもらえてよかった(お兄ちゃんはまた爆笑してたけど)。
今お兄ちゃんはトランクに座ってるロビンとトランプしてる。仲良くなるの早すぎワロタ。

「そういえば雄英高校からお知らせが来てたわよ、家庭訪問に来るって」

「ん、何で？」

「全寮制になるんですって」

バサササッ！とお兄ちゃんがトランプを落とした。ん、何、そんな動揺する？

「え、は…………！？オレ反対！！優作と一緒にいる時間減るじゃんッ！」

「元からそんなに一緒にいないんだからいいじゃん」

「だからこそでしょ！？」

あーだこーだ言い始めたお兄ちゃんを放り、ロビンが耳打ちしてきた。

「もしかしなくてもオタクの兄貴、シスコン？」

「ん、そう。しかも厄介なタイプ」

この時ロビンは頭に「？」を浮かべていたけれど、その理由は翌日に判明する。

家族会議の末、3：1で全寮制に賛成にはなったんだけど、お兄ちゃんがどうしても納得してくれなくて、挙句の果てには欲しい物を買ってもらえずに駄々をこねる子どもの如く、床で暴れ始めた。

「やだやだやだやだやだやだやだやだやだ！！！！優作と離れて暮らすとか耐えらんないー！！！そもそも敵に何度も襲撃されてる時点で信頼できねーっての！んな危なくなったとこに大事な大事な優作を預けられるか！！！！！！」

30歳児の爆誕である。

「うっわ……」

流石のロビンもドン引き。エルキドゥに至っては見ないフリしてる。

「ヤダ困ったわ、こんな草創家の汚点を先生に晒すわけにはいかないし……今日中には納得してもらわなくちゃ」

「普段はしっかりしてるのに、優作が絡むとすぐおかしくなるからなぁ。ん、やっぱり年が離れてるからかな」

実の両親容赦なさすぎテラワロス。15歳離れてるとはいえ、普通こんなになるかねぇ？
何としても相澤先生がくる前にこのアホを説得しなくちゃ。先生の前でもやりかねん。

「イレイザーの前でもおんなじ事してやるぜ！」

お前今何歳だよ。最悪だ…………その後説得のため話しかけようとしても悉く無視された。けど、食事の時は何があっても一緒に食べるのがうちのルール。もう面倒になった私は伝家の宝刀を抜くことに。

「お兄ちゃん。全寮制認めてくれないなら、私……お兄ちゃんとは二度と話さないし結婚式とか呼んであげないから」

「全寮制万歳！！」

我ながらチョロい兄である。