【MHA×FGO】それを人は愛と呼ぶ 3 (ページ2)

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100話！ページ2

「っあ"～……きもちいい…………」

「草創おっさんみたい」

肩までお湯に浸かって伸びをすると、自然とおじさんみたいな声が出て、芦戸にからかわれた。仕方ないじゃん、温泉には抗えないもん。温泉と炬燵には魔力があるからね、全人類の癒しだもん(お母さんが北海道出身だから家に暖房器具完備してあるから炬燵はいったことないけど)。

「ほんとにその胸どうなってんの……？」

発育の暴力じゃん、と私のと自分のを見比べるじろちゃん。確かに大きい自覚はあるけど何て答えるか悩んでたら、葉隠ちゃんが爆弾発言かましてきた。
轟くんが育てたんじゃない？と。驚きすぎて溺れかけた。

「まーそれは冗談として、実際キスくらいはしたんでしょ？」

「……ん、女子ってこんな会話するものなの！？」

恥ずかしすぎて梅雨ちゃんの後ろに隠れた。ん、浮力で胸が浮いてちょっと痛い。
恋バナ内容が過激な気がするのですが、世の中の女子高生ってみんなこんななの？やだ陽キャこわぁい。

「期末試験の前にお泊りしたんでしょ？何か進展はあった？」

「ゔぅん！梅雨ちゃんもか！」

これ、言うまで延々と聞かれるやつじゃん。エルキドゥもいないし……絶対に内緒にするのを条件にキスされた事だけは話した。
芦戸がばしゃばしゃとお湯が撥ねるレベルで腕を振る。彼女ほどじゃないけど、葉隠ちゃんもジタバタしてる。
挙句ヤオモモちゃんやお茶子ちゃんなんかもにこにこし始めるからたまったもんじゃない。

「それにしても轟は草創みたいなお嫁さんがいて羨ましいねぇ」

「ん、何それ。私そこまでいい女じゃないよ？」

「いやいやいや！何言ってんの！？強いし料理完璧だし、何処に謙遜する必要があるのさ！」

「そうだそうだ！」

と、何故か女子による私の褒めるべき箇所大会inお風呂が開催された。待ってじろちゃん、真っ先に胸褒めるのやめよう？？

恥ずかしくていたたまれなくて、何だか逆上せそう。暑くなってきた……温度調整を、と思って岩場に腰かけた。白熱しすぎたのか、芦戸が同じように座り始めた。

氷を使って温度調節をしつつ、冷たい水を出して飲んでたら(イメージは無重力空間で飲み物飲む感じ)、隣から声が聴こえてきた。うわ、何だかデジャヴ……。

「サイアク何かあっても洸太君いてくれるって、マンダレイも言ってたし大丈夫でしょ！」

「流石マンダレイ……！事前に危険因子の対処を考えているなんて……！」

焦凍くんよりときめいてるとか言われた。