236話 ページ42
「一部の人しか知りませんから、あまり言いふらさないでくださいね」
そう前置きし、私は自身が人ではない事を話した。最初はあまり信じてくれていなかったけど、妖精族みたいなものだと伝えたら、あっさりと納得してくれた。
流石にここで角出すわけにはいかないから助かったな。
「ところで君、そこで頭下げ続けてる1年達はどうするつもりだ？」
「え？ 知りませんよ？」
「そうですね、睡蓮ちゃんの声を録音したいなんてきっしょい輩は無視しといて大丈夫です」
「ユウ君…………今日いつにも増して辛辣だね？」
そう、笑って言い放った。何だかユウ君、どんどんこの学び舎に染められていってる気がする。
ん？ 軽く助走して、跳躍して…………まぶの列に突っ込んで……うわぁ、全員仲良く水浸し…………。
ま、楽しそうだからいいか。
「ははっ、やれやれ。楽しそうだな」
そう言うじゃみるさんの顔が、何だかとっても晴れやかだった。嬉しくなって、じゃみるさんの両手を取って……
「ちょっ……！！」
「っあはは！」
ばしゃん！！！ と派手な音を立てて、水の中に倒れ込んだ。冷たくて気持ちがいい。
あらあらじゃみるさん、そんなに怒らないでくださいな。
「まったく……！！ 妖精族とは大違いだな！？」
「んふふ、基本的には人と仲良くする生き物ですよ」
水を掛け合って遊んでいると、かりむさんがやってきた。
「お！ 睡蓮水着着たんだな！ でも相変わらず、ちょっと胸元がさびっ◯€〜€$|＞＜」
「えぇ、はい。人と仲良くできますよ？ 基本的には」
にっこりと笑いながら、じゃみるさんの方を向く。あらまあ、顔色が悪いですねぇ。
盛大に水の中に転んだかりむさんを起こす。
「何も言ってませんよねぇ？ かりむさん？」
「オウ！ オレナニモイッテナイゾ！」
「カリム…………」
流石のじゃみるさんも、かりむさんのふぉろーはできなかったみたい。
今後余計な事は言わない？ ええ、いい心がけだと思います。
「小エビちゃん達水遊びしてんの〜？ オレも混ぜて〜！」
ふろいどさん達の乱入により、この場にいる全員で水遊びする事が決まった。
水をかけてかけられて…………楽しいなあ。
人と鬼。種族が違ってもこんなに仲良くできるのは、とってもいい事。
そう。
ヒトは
そんな風に思ってなんかいないけど
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どん - Chiharuさん» 分かりました楽しみに待ってます (2021年6月1日 10時) (
レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - どんさん» リクエストありがとうございます〜！ 夢主を小さくですね、わかりました。遅くなってしまいますが、必ず書きますね。 (2021年6月1日 9時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
どん - またリクエストしてもいいですか夢主人公が小さくなったところが見てみたいです (2021年5月30日 11時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - どんさん» たくさんのコメありがとうございます！ 本日、イメイラを描いたので、数日以内に載せさせていただきますね。セベクとの絡みは、本編で書かせていただきます(´∀｀) リクありがとうございました〜！ (2021年5月25日 20時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
どん - Chiharuさん» セベクと夢主人公の絡みが見てみたいです (2021年5月24日 18時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiharu | 作成日時：2020年8月29日 0時
