208話 ページ14
勉強をした後は、適度な休憩と、運動。
運動着に着替えて、中庭に集合した。
「運動の効率を上げるには、適度な運動も大切です。ただし、疲れ果てる程は逆効果です」
「模擬試合はストレスも発散出来ますし、いい運動ですよね」
「アハッ、オレも暴れたいからやる〜！ 誰か相手してよぉ」
「よし、では５人ずつに分かれて、試合始め」
五人一組で、対戦をしている。うんうん、五人ずつだったら余る人も出てくるよね。
「私も少し手合わせをお願いしたいですね。出来れば、一対一で」
「お前も大概物騒なんだよな……」
「仕方ないでしょう、最近鈍ってきちゃったんですから」
ほりでーが終わったら、しるばーさんとせべくさんに手合わせをお願いしよう……。
「あの……いいですか？」
「はい？」
振り返ると、紺色の髪をした人が刀……いや、剣？ を二本持っていた。
「ええ、是非お願い致します」
片方を受け取り、剣の具合を見る。なるほど、刀と違って片側にしか刃がついてないんだ。
それに、刀より少し軽い。数回振って、腕の動きを調整。
「じゃあ、お願いします……！」
「はい、こちらこそ。呉々も手加減などしませんようにね」
鞘から剣を抜かず、柄に手を添える。ああ、懐かしい感覚。
相手が両手で剣を持って、こっちに走ってくる。
間合いに入られた瞬間、鯉口を切り…………相手剣を叩き落としてから鞘に戻した。
「っ…………い、ま……何が……」
しまった、ちょっと強すぎたかも。正直もう少し強いと思ってたのに。
見た目が妖精属と同じだったから、だいぶ強い人判定していた。私もまだまだだぁ。
「ごめんなさいね、手は大丈夫？」
「平気です！」
叩き落とした剣を拾い、手渡す頃には彼の手の震えは収まっていた。
「かっ…………けぇぇぇぇぇ！！！」
「すげえなあの人！」
「目立っちゃいましたね〜」
当然だろ、とあーでぃるさんが私の頭に手を乗せた。
対戦してたはずのふろいどさん達までこっちを見てた。
「睡蓮ちゃーん！！！！」
「うわこっち来た」
「仮にも先輩にその言い草は酷くねえ？」
「だって今すぐにでも逃げ出したい」
もう少しいい感じの対戦が出来ると思ってたのに！ 完全に予定が狂った。挙句すごく目立った。
結局、昼食の時間になるまでふろいどさんに追いかけられまくった。危うく対戦させられるところだったのを、何とか回避した。誰か褒めて。
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どん - Chiharuさん» 分かりました楽しみに待ってます (2021年6月1日 10時) (
レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - どんさん» リクエストありがとうございます〜！ 夢主を小さくですね、わかりました。遅くなってしまいますが、必ず書きますね。 (2021年6月1日 9時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
どん - またリクエストしてもいいですか夢主人公が小さくなったところが見てみたいです (2021年5月30日 11時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - どんさん» たくさんのコメありがとうございます！ 本日、イメイラを描いたので、数日以内に載せさせていただきますね。セベクとの絡みは、本編で書かせていただきます(´∀｀) リクありがとうございました〜！ (2021年5月25日 20時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
どん - Chiharuさん» セベクと夢主人公の絡みが見てみたいです (2021年5月24日 18時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiharu | 作成日時：2020年8月29日 0時
