205話 ページ11
「従者を思いやるカリムさんのお気持ち。とても美しいですね。アズールに爪の垢を煎じて飲んでいただきたいくらいですよ」
「はっはっは。本当にお前は一言余計だな、ジェイド」
変な時に争わないで欲しい……。こういう時の対応に困るんだよね、私。いいや、ほっとこ。
「そういう事なので、是非休んでてくださいな」
「だから、そういうわけには！」
「ここは僕らに任せて。ジャミルさんはのんびりくつろいでください」
「そうさせてもらえ、ジャミル！ 良かったな」
「さあさあジャミルさん。お部屋に戻って二度寝でもなさってください」
かりむさんも起きたし、じゃみるさんの説得は二人に任せよう。私はふろいどさんの方を手伝いに行こうかな。
談話室に向かうと、ふろいどさんを中心に、すからびあ寮生達が朝食の準備を着々と進めていた。
「睡蓮ちゃん！ ちょっと手伝ってもらってもいい？」
「はい、お任せください」
慣れた手つきでえぷろんを付け、ふろいどさんの隣に立つ。お皿を出したり、出来上がった料理を盛り付けたりしているうちに、何故かじゃみるさんが来た。
「ちょ、朝食の準備が済んでいる、だと……！？」
「じゃみるさん、お部屋には向かわなかったのですか？」
「せめて朝食の準備を、と思ったんだが…………これは君たちがやったのか？」
「ウミヘビくん、おはよ〜。そ、オレとスカラビアの小魚ちゃん達が作ったんだ。睡蓮ちゃんはお手伝いしてくれたんだよ〜」
「そんっ……、そんな、客人を働かせるわけには」
「別にオレら客ってわけでもなくね？」
「合宿相手ですしねえ。助け合い、合宿においてはとても大事な事ですよ？」
「でも、カリムは俺が作ったものしか食べないんだ。毒の心配があって……」
「は〜？ なにそれ。オレより偏食かよ。つか毒とか入れねーし」
かりむさんの食事情は、じゃみるさんが毒味をする、という結論に落ち着いた。
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今晩は！ しばらく更新できずにいて、すみませんでした！ これからは時間を見つけて更新していきます！
5章始まりましたね〜。皆さん読みましたか？ 私は配信分全部読みましたが、終始笑ってましたよ笑笑
5章全て配信されたら更新するので、4章が終わったらリクエスト等じゃんじゃんくださいね！
もし、全て配信前でも読みたいと言ってくださる方が大勢いたら、更新します！
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どん - Chiharuさん» 分かりました楽しみに待ってます (2021年6月1日 10時) (
レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - どんさん» リクエストありがとうございます〜！ 夢主を小さくですね、わかりました。遅くなってしまいますが、必ず書きますね。 (2021年6月1日 9時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
どん - またリクエストしてもいいですか夢主人公が小さくなったところが見てみたいです (2021年5月30日 11時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - どんさん» たくさんのコメありがとうございます！ 本日、イメイラを描いたので、数日以内に載せさせていただきますね。セベクとの絡みは、本編で書かせていただきます(´∀｀) リクありがとうございました〜！ (2021年5月25日 20時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
どん - Chiharuさん» セベクと夢主人公の絡みが見てみたいです (2021年5月24日 18時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiharu | 作成日時：2020年8月29日 0時
