99話 ページ1
あの後らぎーさんに保健室まで運ばれて(横抱きにされて、ものすごい速さで運ばれた。ちょっと怖かった)目に包帯を巻きつけられた。
でぃあそむにあ寮だけじゃなく、はーつらびゅる寮や、さばなくろー寮の人まで来てくれた。
「いや〜、まさか目だとは思いませんでしたよ」
「何でそんなに呑気なんじゃ！！」
りりあさんがきっと物凄い剣幕で怒っている。表情を伺えないって嫌だよね〜。やっぱり会話は顔が見えてないと。会話ってか、説教だけど。
「前に兄様が脚を野犬に食い千切られた時、同じように治ったんですが、しばらくして耳が聞こえなくなってました。一時的なものなので、しばらくしたら治るかな、と」
「しばらく、とはどのくらいじゃ？」
「三、四日はかかるかと」
ちなみに今、れおなさんの膝に座らされているらしい。それから、手をらぎーさんに握られているし、じゃっくに頭を撫でられている。
「サバナクロー寮の過保護っぷりがやばいのう……」
「りりあさん…………これどうしたらいいですかね」
「今お主が向いておるのはトレイの方じゃぞ」
「あれれ！？ ん〜、見えてないのもやっぱり不便ですねぇ」
どうしたものか、と考えていると、これは自分たちの責任だから、さばなくろー寮で面倒を見ます！ とらぎーさんの声が聞こえた。
「睡蓮さんはディアソムニア寮の一員である！ サバナクロー寮に預けるなどはしない！」
せべくさん……気持ちは嬉しいけど声が大きいです。ユウ君が、おんぼろ寮で預かります！ と言ったが、不安！！ と返されていた。
「なら、ハーツラビュルはどうかな？ 睡蓮と仲のいい人がいっぱいいるから、安心じゃない？」
「ケーキもタルトもあるぞ」
「！ けーき！」
はーつらびゅる寮に行けば、とれいさんのお菓子が食べられる……！ と思ったが、りりあさんに止められた。
「ではこうしよう。一日だけサバナクローに預け、睡蓮が不満を感じる事があれば、すぐさまうちに戻す。どうじゃ？」
そういう事で、私は明日までさばなくろー寮のお世話になる事になった。れおなさんは嬉しそうに尻尾を絡ませてくるし、らぎーさんはシシシ、といつもより楽しそう。じゃっくは…………わかんないけど、不満そうではなかった。
「睡蓮ちゃん、いつでも遊びに来ていいからね。けーくん大歓迎♡」
「ありがとうございます、けいとさん！」
「うん、そっちエースちゃんね」
やっぱり見えないのはとても不便だ。
ラッキーカラー
あずきいろ
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ｵﾀｸの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (
レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています！アンケートは2でお願いします！続き頑張ってくださいっ！ (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします！続き楽しみにしてます！ (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします！無理せず更新頑張って下さい！ (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiharu | 作成日時：2020年6月27日 16時
