66話 ページ20
「私の色香に悲鳴を上げろオス達よ！ おはよギャーッ！！」
入ってきたのはイリーナさんで、私たちを見るなり悲鳴をあげた。化け物メイクは酷くない⁉
「おはよう、イリーナさん！ これ見て！ 可愛いでしょ？」
なるべく動かさないように右腕を見せると、真白のは控えめで可愛いわねって言われた。もっと派手にしてやろうかしら。
あ、ちなみにイリーナさんも怪我のこと知ってるよ。なんならバスケ見てたくらいだしね。保健室ついてこなかったのは、野球のルール本熱心に読んでたから(笑)
後から知って、バスケ部の子達殺しに行こうとしてたから慌てて止めた。いきなり胸元から本物の銃出した時は慌てたよね。
「しばらくして塗料をはがすと色素が定着してるんですって。楽しみで授業が手に付きません」
「お前はそれでも担任か！！」
うん、イリーナさんの言ってる事はとても正しい。でも、私も楽しみ。
「ところで菅谷くん。見てたら先生も誰かに描いてみたくなりました」
「いいけど……皆に描いちゃったから……もう真っ白なキャンパス残ってないぜ。あ、伊音はまだ描けるけど」
「私はもうこれでいいかな」
「確かに、これ以上触るとカルマと磯貝がうるさそうだし…………」
クラスメイトにまで知れ渡ってる2人の過保護感！！ さっきのスカートの会話絶対聞かれてたじゃんね、これ！
「「あ」」
急に私の隣へ視線を移した2人。その視線の先には、イリーナさんがいる。
「あるじゃないですか……好き放題描けそうな面積の広いキャンパスが」
身の危険を感じたイリーナさんは、少しずつ後ずさる。
「ちょ……ふざけんじゃないわよ！！ 誰がそんな……！！ 真白、助け…………あ」
床に落ちてた塗料で滑って、壁に頭を派手にぶつけて気絶してしまった。
「勝手に気絶しちゃったぞビッチ先生」
「とりあえず安静にしておきましょう」
「ま、間に合わなくてごめん、イリーナさん……」
言っても無駄だとわかってはいるが、謝らずにはいられなかった。だってそんな、綺麗に転んでしかも気絶するなんて思わないじゃん！！
しかもさ、私の声が聞こえてないって事は、何してても気付かないって事。つまり、2人のいい餌食だ。
「これは止められないわー」
棒読みで呟きながらも、カルマの元へと避難。レモン煮オレを渡して、私はカルマの膝の上でイチゴ煮オレを飲んだ。
いつの間にか、イリーナさんの右腕はおしゃれになってた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
きのこの山
ラッキーキャラ
倉橋陽菜乃
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Chiharu(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます！ 亀さん更新ですが、頑張ります！ (2020年3月14日 1時) (
レス) id: 4d689be570 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅 - 最近見つけたばかりですが続き、楽しみに待ってますね！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: 1effbdffc2 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - りんりんごさん» ありがとうございます！ 基本的に更新遅いのですが、これからもよろしくお願いしますね！ (2020年3月1日 11時) (レス) id: 4d689be570 (このIDを非表示/違反報告)
りんりんご - 8月からずーっと楽しみにしてました！頑張ってください！ (2020年2月23日 9時) (レス) id: c829f486b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiharu | 作成日時：2020年2月9日 14時
