五拾七 ページ31
「あれは、【七恨縛鎖の法】だな。大将」
『ガサツそうに見えるが中々繊細な術を使うもんだ。』と感心しながら志鶴を見つめる千に、Aは付けくわえをする。
「人間の持つ五巻＋意感(意識)の【六恨】に加え、呪力そのものも封じ込める止縛法の上位呪術だ。後は、トドメを刺せば終わりだが・・・」
難しい顔をするAに千もうなずく。
「ああ。五百蔵のはもう戦う力がほとんど残ってないな」
その通り。志鶴にはもう戦う力が残っていない。
上級の呪術を使うのだからそれなりの呪力がいるし、神経だって磨り減るのだ。
＿＿＿＿だが、こんなもので止めれる訳無いんだろう。十二天将
「なっっ んん のぉぉぉぉおおぉお
これしきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
動けなくしたはずの桜が一歩踏み出した。
足に付いた重りのため一歩進む度にドンッと、舞台を揺るがすような音がする。
『ああ〜〜〜〜〜〜っ、きっ、効かない！！
ハイレベルの止縛法をもってしても蹉跎桜様の動きは抑えきれませんっっ!!』
一歩一歩着実に志鶴に近ずく桜と、桜を止めようとする志鶴。
意地と意地の張り合いに制したのは桜だった。
「
志鶴の目の前まで迫った桜は行きよい良く志鶴に渾身の一撃を食らえる。
桜の頭突きは志鶴の額に当たり鈍い音を立てる。
『五百蔵志鶴様
『勝者っ蹉跎桜様っ!!!!』
『女子の部 第２試合女番長対決はっ・・・
蹉跎桜様に軍配が上がりました!!』
「なんて底力だよ」
『底呪力!』なんて呟くろくろに有主は説明する。
「あれが六合の能力だ。
でも、まだ全然【底】じゃない。」
じっと、武舞台を見つめる有主は続ける。
「蹉跎家が受け継ぐ十二天将・六合はちょっと特殊で、先代が死なないと次の者に継承されない。」
「そして現継承者は歴代継承者の呪力を借りて戦うことが出来る！」
「蹉跎桜さんは蹉跎家４１代目当主。つまり、４０人の呪護者と共に戦っていることになる」
呪護者は一人の陰陽師に付き一人である。
例外は、一人いるが
「勿論、その力を全てを使いこなせるようになるには相当厳しい修行が必要という話だ」
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ラベンダーアメジスト【愛を守り抜く石】
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果口 陽暉(プロフ) - ななしさん» 年表を三章にて書いたのでよかったらどうぞ！ (2017年11月26日 14時) (
レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - 楽しみを毎日糧に生きていきます(笑）更新頑張ってください！ (2017年11月11日 15時) (レス) id: 013c4e821a (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - まといさん» 了解です！そうしますね。毎回助かってます！！！次の楽しみにしててください！！！！ (2017年11月11日 15時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - そうですねー…。方言難しいので、分かるところは方言にして、ん？これは方言か？っていうやつは標準語にしたらいいと思います！ (2017年11月11日 15時) (レス) id: 013c4e821a (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - まといさん» はい、(人''▽｀)ありがとうございます！方言わかんないんでどうしようかなと。わかんないところは標準語の方が良いですかね？ (2017年11月11日 15時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡魔最強説 x他1人 | 作成日時：2017年7月15日 23時
