四拾八 ページ19
『そろそろいきますかぁ〜〜？
い・き・ま・す・かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!』
この言葉で会場のボルテージは上がる。
すると入口から武舞台までに機械音を立てながら道が架かる。
『午前・女子の部
第1試合っっ・・・』
入口に実に非対称的な二人が現れた。
『見た目は少女っ 中身はゴホンゴホンッ
ロリ婆って言った奴はぶっ殺す!!
膳所家当主・十二天将【大陰】
膳所ぇ〜〜〜〜〜美玖ぅ〜〜〜〜〜っ』
ロリータの様な狩衣に、クルクル巻かれたピンク色の髪の上には小さな王冠が乗っている。
十二天将の中で最も年を取っているにも拘らず司会者が紹介した通り、何も知らない人からすれば立派な可愛らしい容姿をしている少女である。
だがしかし、世の中はそんなに甘くは出来てなんざいないのだ。
故に、
「実況あとでぶっ殺す！」
「すいませんでしたああああっ!!」
このような会話が繰り広げられている。
この膳所美玖は、見た目に反する口ぶりなのだ。
だが、そこが良いという者も少なからずいたりする。
『相対しますは・・・』
『出た〜〜〜〜っ
出ました〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!』
『女性陰陽師 最大最高最重量！！
魂よりも脂肪を燃やせ!!
鸕宮傘下、武�噺�フグ代ぉぉ〜〜〜〜っ!!!!』
反対に位置している入り口から出てきたのは物凄いサイズの女性であった。
「・・・あれが、鸕宮からのかよ、です」
「おい、大将。ものすっごいデブが出て来たんだが。
もしかしてだが、あれが鸕宮代表なのか？美人なお姉さま系女性陰陽師とか居ないのか鸕宮は？マジで言ってんのかよオイ…」
嘘だろう、と呟く千に『ラノベと一緒にすんじゃねえ、です』と足を蹴るA。
「いたっ、痛いだろう、大将。
おい、大将見て行かないのか？」
足を蹴られ痛みに顔を顰める千。
そんな千をよそに、Aはフードコートへと足を運びだした。
「おい！大将！？どこに行くつもりだ！！」
焦る千に、緩々と手を振るA、
「ろくろの所行ってくる」
そう笑いながら。
廊下に出ると、そこには一人の男性が廊下の壁に寄り掛かっていた。
Aを見つけるとゆっくりと近ずき声をかけた。
「・・・久しぶりっスねぇAちゃん。元気、してたっスか？」
そこにいたのは、十二天将【青龍】を冠する水度坂勘九郎だった。
「・・・久しぶり、勘ちゃん先生ぇ」
ラッキーアイテム
ラベンダーアメジスト【愛を守り抜く石】
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果口 陽暉(プロフ) - ななしさん» 年表を三章にて書いたのでよかったらどうぞ！ (2017年11月26日 14時) (
レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - 楽しみを毎日糧に生きていきます(笑）更新頑張ってください！ (2017年11月11日 15時) (レス) id: 013c4e821a (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - まといさん» 了解です！そうしますね。毎回助かってます！！！次の楽しみにしててください！！！！ (2017年11月11日 15時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - そうですねー…。方言難しいので、分かるところは方言にして、ん？これは方言か？っていうやつは標準語にしたらいいと思います！ (2017年11月11日 15時) (レス) id: 013c4e821a (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - まといさん» はい、(人''▽｀)ありがとうございます！方言わかんないんでどうしようかなと。わかんないところは標準語の方が良いですかね？ (2017年11月11日 15時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡魔最強説 x他1人 | 作成日時：2017年7月15日 23時
