今日:11 hit、昨日:3 hit、合計:116,274 hit
小｜中｜大
痛々しい音が鳴り響いた直後、大声を上げてろくろが倒れこんだ。
そこに繭良が駆け寄る。
「何すんだよっ！」
「ケガレの力を抑えている《呪》に更に上から封印を施した。
これで君はもう 星装顕符を使っても腕の力を解放できない」
「っだ・・・それ!?」
「繭良くんと同じさ 強過ぎる力にはハンデが必要でしょ
_________というのが『表』の理由」
「表!?」
「考えてもみたまえ
ケガレ堕ちなんて禁忌を身に宿した陰陽師なんて異常だ。
本土では少ない身内の間だけで大きな問題にはならずに済んだがここではそうはいかない。
君の安全を守るためだと理解してくれ。
_________というのが『裏』の理由」
そこまで言うと有馬はろくろに顔を近づけ口を開いた。
「そして
僕の言いつけを無視して焔魔堂家なんて作った君への
い・や・が・ら・せ
壱拾壱 ページ15
「一体に付き、纏神呪の半分程度の呪力が必要だ。まあ、本土の陰陽師が俺達を使役したら一瞬で呪力がなくなるな。」
「そ、そんなに呪力使うんですか！」
「・・・マジかよ」
「マジだよ。嘘っぽく聞こえっけどな。十二天将なら、同時に二.三体使えんじゃねぇの。俺は知らねぇけど。」
硝が語る言葉に、唖然とするろくろ達。年の近いこの女の子が、そんな式神を使役する程の膨大な呪力を持っているなんて思ってもみなかったからだ。
「まあ、話はこれだけじゃないんだけどね☆」
黙り切ってしまっているろくろ達に明るく声をかける有馬。
「では、まゆらんたん」
「はい！わ・・・私！？」
名前を呼ばれないと思っていた繭良は、返事が大きくなった。
「白虎の霊符は使用禁止」
「え゛っ!？」
「他の生徒へのハンデだ。逆を言えば 君は陰陽師としての経験があまりにも少ない。
君はもっと基礎を積む必要がある」
「はい・・・
・・・図星」
「そしてろくろ君。
手を出して？」
これから何が起こるか分からないろくろはきょとんっとした顔をしていた。
「ひふみよいむなや
「そ、そんなに呪力使うんですか！」
「・・・マジかよ」
「マジだよ。嘘っぽく聞こえっけどな。十二天将なら、同時に二.三体使えんじゃねぇの。俺は知らねぇけど。」
硝が語る言葉に、唖然とするろくろ達。年の近いこの女の子が、そんな式神を使役する程の膨大な呪力を持っているなんて思ってもみなかったからだ。
「まあ、話はこれだけじゃないんだけどね☆」
黙り切ってしまっているろくろ達に明るく声をかける有馬。
「では、まゆらんたん」
「はい！わ・・・私！？」
名前を呼ばれないと思っていた繭良は、返事が大きくなった。
「白虎の霊符は使用禁止」
「え゛っ!？」
「他の生徒へのハンデだ。逆を言えば 君は陰陽師としての経験があまりにも少ない。
君はもっと基礎を積む必要がある」
「はい・・・
・・・図星」
「そしてろくろ君。
手を出して？」
これから何が起こるか分からないろくろはきょとんっとした顔をしていた。
「ひふみよいむなや
こともちろらね
しきるゆゐつ
わぬそをたはめくか
うおゑにさりへて
のますあせえほけれ」
痛々しい音が鳴り響いた直後、大声を上げてろくろが倒れこんだ。
そこに繭良が駆け寄る。
「何すんだよっ！」
「ケガレの力を抑えている《呪》に更に上から封印を施した。
これで君はもう 星装顕符を使っても腕の力を解放できない」
「っだ・・・それ!?」
「繭良くんと同じさ 強過ぎる力にはハンデが必要でしょ
_________というのが『表』の理由」
「表!?」
「考えてもみたまえ
ケガレ堕ちなんて禁忌を身に宿した陰陽師なんて異常だ。
本土では少ない身内の間だけで大きな問題にはならずに済んだがここではそうはいかない。
君の安全を守るためだと理解してくれ。
_________というのが『裏』の理由」
そこまで言うと有馬はろくろに顔を近づけ口を開いた。
「そして
僕の言いつけを無視して焔魔堂家なんて作った君への
い・や・が・ら・せ
_________というのが『本当』の理由☆
」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫 - 深夜の睡魔って本当に怖いですよねぇ(遠い目) 寝るの我慢して変な事しちゃうんですよねぇ(遠い目) 面白かったです!!!これからも頑張って下さい!!! (2019年8月7日 17時) (
レス) id: 7b6f9874b2 (このIDを非表示/違反報告)
睡魔最強説(プロフ) - 木綿季さん» 了解っす！よろしくお願いします！ (2017年7月24日 22時) (レス) id: 7cab366bf0 (このIDを非表示/違反報告)
木綿季(プロフ) - 睡魔最強説さん» 久しぶりー！またよろしくね！ (2017年7月24日 22時) (レス) id: ad531bdb72 (このIDを非表示/違反報告)
睡魔最強説(プロフ) - 木綿季さん» うん、覚えとる (2017年7月24日 22時) (レス) id: 7cab366bf0 (このIDを非表示/違反報告)
木綿季(プロフ) - 待ってみないうちにだいぶ更新されてる← もと美夜だよ！覚えてる？？ (2017年7月24日 22時) (レス) id: ad531bdb72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：睡魔最強説 x他1人 | 作成日時：2017年4月8日 11時
