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どうして ページ7

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3人で話すのに夢中になってたら、終電なくなっちゃって涼太くんがタクシー呼んでくれた。



わたし、ミオちゃん、涼太くんの順にタクシーに座る


わたしの家から送ってくれるの
ミオちゃんは涼太くんのお家に泊まるみたい



乗ってすぐにタクシーは夜の街に入った。
きっと近道なんだろうなぁ。



ネオンの光がいっぱいで、
夜なのに全然ここは夜じゃないの。





しばらく進んだところで見える光景


ホストクラブの前で
女の人のこと、お見送りしてるホストのお兄さん。



女の人がホストのお兄さんに抱きついて、
ホストのお兄さんも女の人に笑いかけながら大事そうに背中に手を回す。





…こんなこと、するんだ。



A「…え。」



タクシーがその2人の真横通った時に見えた、
ホストのお兄さんの顔…


なぜかすごくその瞬間だけゆっくりに見えて
女の人に笑いかけるあの顔、



白い肌に綺麗な鼻筋、ちょっと眠たそうな目…


…レオくん?

…レオくんだよ。


ミオ「A?どうしたの?」



A「…あ、ううん。なんでもないの。笑」





髪の毛、黒くなってたのに
3年も会ってなかったのに
あんなに一瞬だったのに


…どうして気付いちゃったんだろう。



…どうしてこんなに苦しくて、こんなに涙が出そうになるんだろう。



わたしの知らない世界で生きてる、
わたしの知らないレオくん。



A「ありがとうございました!」



ミオ「じゃあねA、また月曜日に!」



涼太「Aちゃん、またね〜。」




わたしのアパートに着いて2階まで階段を上る。
カバンからカギを探して、、ガチャ…



お酒で少しふわふわしてた頭も、一気に現実に戻る。



A「レオくん…、いたんだよね。」



鍵穴にカギ刺したまま、
ひとり、ドアの前に立ちつくしてた。




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めぐ(プロフ) - このお話、本当に1番好きなお話で初めて見つけてから一気に読んでしまいました!!もう本当に更新されるのが楽しみです!これからも頑張ってください!!!! (2020年5月14日 18時) (レス) id: a7c0e774dc (このIDを非表示/違反報告)
emmmi901(プロフ) - こんな設定のお話を読みたかったので、毎回楽しく読ませて頂いています! (2020年4月30日 3時) (レス) id: 108a703d7c (このIDを非表示/違反報告)
yuki1010(プロフ) - え!小森くんと玲於くんお友達だったんですね! (2020年4月28日 22時) (レス) id: 76928dcfb4 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - 続き気になります(^^)キュキュンしてにやけちゃいました(*´-`)更新頑張って下さい!更新まってます! (2020年4月14日 11時) (レス) id: 07be0dd135 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まだ3話だけど、めちゃくちゃ面白そうです!更新楽しみにしてます(*^^*) (2020年4月6日 18時) (レス) id: 8880343cfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よぺな | 作成日時:2020年4月6日 12時

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