陽だまりのきみに 【佐野玲於】

心配 ページ45

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…わかるの。

恋愛経験もなかったわたしが、
ホストの人好きになって、
夜中に2人でおうちで会ってるなんて


ミオちゃんは優しいから、心配してくれるに決まってる。


でも…


A｢わたしね、好きだからとかじゃなくて、｣

A｢玲於くんのこと、人として信用してる。｣


ミオ｢…Aの自由だけどさ、もしなにかあったとき、傷つくのAだからね？｣


A｢…わかってる。｣



学校終わって、ミオちゃんはバイトに行っちゃった。

ちょっとケンカしたみたいな感じで別れちゃった。



…玲於くんが好き、
でも、ミオちゃんのことも大好きで


どうしたらいいんだろうってずっと考えてた。





次の日 深夜3時


今日は玲於くんが初めてここに来た日みたいな雨。


観葉植物もお部屋にしまってあげて、玲於くん用に玄関にタオルも置いておいた



チャイムがなって、ドアを開ける


A｢玲於くん、｣


玲於｢ただいま、A。｣


A｢おかえり、タオルこれ使ってね。｣


玲於｢ありがと。｣



玲於くんのこと見たら、
ミオちゃんと話したこと、思い出す



玲於｢…A？｣


A｢…ん？｣


玲於｢なんかあった？｣


A｢え？｣


玲於｢…いや、なんか元気なさそうだから。｣



わたしのちょっとした変化に気付いてくれる玲於くんが、好きで


…だから、
ミオちゃんに、玲於くんはいい人だよって、心配いらないよって胸を張って言えるようになりたいの




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