はじめから ページ29
.
3年経っても、おれは変わらず同じ店で同じように仕事して
おかげで売上はありがたいことにトップだったりもするんだけど、
もうこの生活が日常になってんだ。
昼に起きて、出勤して、朝に帰って、寝て
そんな繰り返し。
玲於「はよーっす。」
「あ、アオイさんおはようございまーす。」
こいつはユウっていう俺の1個下の後輩で
ふたりで飯行くこともしばしば
唯一仲のいいホスト仲間
ユウ「アオイさん俺今日同伴なんすけど、その子まじめんどくさいんすよ。笑」
玲於「同伴なのにお前今ここにいていいのかよ。笑」
ユウ「だから、アオイさんに買い物誘われたって言ってドタキャンしちゃいました。笑」
玲於「お前おれを巻き込みやがって。笑」
同伴っつーのは、お客さんとちょっとデートしてからお客さんと一緒に店に来ることで
それをこいつはバックれたってことになるんだけど
玲於「めんどくさいってどういう系の?」
ユウ「彼女にしてとか、そういうタイプっすね。笑」
ユウ「正直、彼女とか考えらんなくないっすか?」
玲於「まぁな〜、俺もここ来てから彼女とかねぇし。」
ユウ「人の人生とか背負えないし、もう俺ら夜の人間になっちゃってるじゃないっすか。」
ユウ「今の俺が彼女できても絶対幸せにできないっすもん。笑」
…悲しいことだけど、おれだって多分そうだ
真剣に付き合ってたとして、
きっと相手を悲しませてしまう。
かと言って、仕事を捨てるなんて出来ないから
大切な存在は、はじめから作らない方がいい
.
297人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めぐ(プロフ) - このお話、本当に1番好きなお話で初めて見つけてから一気に読んでしまいました!!もう本当に更新されるのが楽しみです!これからも頑張ってください!!!! (2020年5月14日 18時) (レス) id: a7c0e774dc (このIDを非表示/違反報告)
emmmi901(プロフ) - こんな設定のお話を読みたかったので、毎回楽しく読ませて頂いています! (2020年4月30日 3時) (レス) id: 108a703d7c (このIDを非表示/違反報告)
yuki1010(プロフ) - え!小森くんと玲於くんお友達だったんですね! (2020年4月28日 22時) (レス) id: 76928dcfb4 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - 続き気になります(^^)キュキュンしてにやけちゃいました(*´-`)更新頑張って下さい!更新まってます! (2020年4月14日 11時) (レス) id: 07be0dd135 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まだ3話だけど、めちゃくちゃ面白そうです!更新楽しみにしてます(*^^*) (2020年4月6日 18時) (レス) id: 8880343cfd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:よぺな | 作成日時:2020年4月6日 12時