出会い ページ3
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A｢それじゃあ。｣
｢あ、待って。｣
ななめに掛けてたトートバッグのショルダーのとこ両手で握って、言われた通りカフェに向かおうとしたわたしを引き止めて、
綺麗な目でわたしのこと見つめて彼は言った
｢もう、ここには二度と来んなよ。｣
｢…じゃ、気を付けて。｣
A｢…あの、名前…教えてくれませんか？｣
振り向いて歩きだそうとするその人を
どうにかつなぎとめたかったのかもしれない
｢…レオ。｣
A｢…れお？｣
小さな声をどうにか聞いた。
お店で使っている名前なのか本当の名前なのか
それすら分からない。
だけど、わたしに背中を向けながら言った彼の後ろ姿はなんだか少し寂しそうだった。
｢じゃあな。｣
A｢レオくん、ありがとう。｣
A｢ばいばい。｣
｢ん。｣
そのまま来た道を戻っていくレオくん
なんだか胸がざわざわして、
また会いたいなんて。
もう来るなって言われたのに。
それが、彼との出会いだった。
あれから3年。
専門学校の2年生になったわたしは、20歳になった。
…レオくんは、何歳になったんだろう。
わたしと同い年くらいにも見えたし、大人にも見えた。
もう、あの街には行かない。
だけど、レオくんに会いたい。
レオくんは、元気かな。
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めぐ(プロフ) - このお話、本当に1番好きなお話で初めて見つけてから一気に読んでしまいました！！もう本当に更新されるのが楽しみです！これからも頑張ってください！！！！ (2020年5月14日 18時) (
レス) id: a7c0e774dc (このIDを非表示/違反報告)
emmmi901(プロフ) - こんな設定のお話を読みたかったので、毎回楽しく読ませて頂いています！ (2020年4月30日 3時) (レス) id: 108a703d7c (このIDを非表示/違反報告)
yuki1010(プロフ) - え！小森くんと玲於くんお友達だったんですね！ (2020年4月28日 22時) (レス) id: 76928dcfb4 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - 続き気になります(^^)キュキュンしてにやけちゃいました(*´-`)更新頑張って下さい！更新まってます！ (2020年4月14日 11時) (レス) id: 07be0dd135 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まだ3話だけど、めちゃくちゃ面白そうです！更新楽しみにしてます(*^^*) (2020年4月6日 18時) (レス) id: 8880343cfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぺな
| 作成日時：2020年4月6日 12時
