私のチャラい幼なじみ【Alan.S】 完結

優しさに ページ24

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「…今は、亜嵐くんのことまだ好きなの




分かってる。けど、





俺の方に気持ちが向いてもらえるように




俺頑張るから、





…だから、その、」




…いつもはこんなキャラじゃない涼太くん





気持ちが向いてもらえるように頑張るなんて





涼太くん、優しすぎるよ。





『…でも、そんなの私




亜嵐のことちゃんと諦めるために




涼太くんのこと、、利用しちゃうよ。』





優しいからこそ、涼太くんのことは




利用したくない。





「…いいよ。それでも、





それでもいいから、





俺と付き合ってください」





優しい涼太くんに、




弱い私は甘えてしまうの。




『…はい。』





返事をすれば、




もともと大きな涼太くんの目がもっと大きくなって




「ありがと！



絶対大事にするから。」




そう言ってまた優しい笑顔を見せてくれて




私が、うんと言ったら、




涼太くんに抱きしめられた





涼太くんは優しい匂いがする。




「…俺、すっげー嬉しい。」





耳元で言われて、ちょっとくすぐったかったけど





私は、涼太くんの方を向く努力をするね





私も私なりに、ちゃんと頑張るからね







…涼太。








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