【ONE】不老不死【PIECE】 (ページ32)

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30日目ページ32

先程とは違い、ゆっくりドアを開ける。

ルフィ「Aー？」

ずかずかと部屋に入ると、黒髪が見える。

ルフィ「…A？」

「………」

すぅすぅと寝息が聞こえる。目はつむり、眠っている。

ルフィ「……寝てんのか？」

「………」

起きる気配は全くしない。

ルフィは回り込み、顔が見える位置に移動する。

ルフィ「そういや寝てるとこ初めて見たな、こんななのか」

普段は結っているが今、髪の毛は下ろしている。

ルフィ「…なげー髪の毛だなこりゃ」

さら、と髪の毛を撫でる。髪の毛は指の間をするりとぬけ、ベッドの上に落ちる。

ルフィ「すっげーサラサラしてんなー」

クセになり髪の毛を撫でる。Aは一向に起きない。

ルフィの手が止まる。

ルフィ「…A……なんでおれ、こんな「おいこらルフィ！」お、サンジ！」

サンジ「レディの部屋から出ろ！Aちゃんには起きた時に食事を出す！それにお前肉食われるぞ「すぐ行く！！」ほら、行けいけ」

ルフィはAに早く起きろよと告げると急いでキッチンへ向かう。

サンジはおやすみと言いゆっくりドアを閉めた。