23日目 ページ25
フランキー「そういやA、おめえなんの能力なんだ？」
「あぁ、これはさっきも言った……まー………あー……」
声がだんだん小さくなる。
フランキー「いや、言えないならいいんだぜ」
「いや…仲間になったしな。能力のこと話すよ。
この能力は本当に生まれつきなんだ。」
ゾロ「本当に悪魔の実じゃないんだな」
「ああ。だから海楼石も聞かない。」
すると、トナカイがこちらをキラキラした目で見てくる。
チョッパー「なら、泳げるのか！？」
「いや、元々泳げない」
「「泳げないのかよ！！」」
猛烈なツッコミが入る。
「あー、なら…紙とペンあるか？」
ロビン「あるわよ、どうぞ」
ロビンから紙とペンを受け取り、サラサラと書き始める。
全員がのぞき込む。
ルフィ「なんだぁ？」
「上から言うぞ。
火語、水語、森語、光語、闇語、影語、黄泉語、治癒語」
ナミ「たくさんあるのね〜」
チョッパー「なあなあ！治癒語ってなんなんだ？？」
またキラキラとした表情でトナカイが見る。ちょっと可愛い。
「文字通り治癒できるんだよ。だが限度はある。簡単な怪我…切り傷とか火傷とか…あとは骨折とかかな。それらはすぐ治せるが、損傷しすぎてると治せない。」
ウソップ「すげーなー…」
しみじみとウソップは思う。
ブルック「ならこの黄泉語とは何でしょうか？」
「それは…戦闘には使えないんだが、死んだ人間に会えることが出来るんだ。5分も持たないけどな」
周りがざわっとする。
ルフィ「……死んだ、人間」
「……会いたいのか」
頂上戦争のことは知っている。知らない方がおかしい。
白ひげとは交友があった。火拳には会ったことは無かったが。
ルフィ「……いや、直接あって話すよ、しし！」
そういって麦わら帽子を深く被る。
「…そうか」
サンジ「しっかし能力がたくさんだなあ…」
「まあ、あるに越したことはないさ。」
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作者名：はるこてつ(べーきち) x他2人 | 作成日時：2014年9月16日 21時
