44話 ページ44
Aside
PPP......PPPP......
「んー…7じ…………」
朝起きると繋心の姿はなかった。
タビが寝てる……。
「けーしん、ご飯あげてくれたんだ…」
机の上に書き置きを見つける
『家から出るな。』
『何かあったら連絡しろ。』
顔を洗って鏡を見た
「確かにこんなんじゃ学校もいけないな」
赤い痕が制服を着ても隠れない場所に無数にあった。
キツく付けられたのか鮮やかで、
コンシーラーでも誤魔化せそうにはなかった
_____なんか、色々考えるのめんどくさいや
水木にはしばらく学校を休むことをメールで伝え
スマホをベッドに放り投げ お風呂にむかう
湯船に浸かると
自然と涙がこぼれてきた
そっか…私
徹のこと、こんなに好きだったんだ__
でももう、徹はきっと……
_____________
_______ガチャガチャ___バタン
鍵の開く音がする。
この部屋の合い鍵は1人しかもっていない
繋「おー。起きてたか。ケータイ出ろや」
「ベッドの上に捨てた。」
繋心は「ほらよ」といって、
コンビニで買い物してきたであろう袋を手渡す。
「あ!プリン!」
繋「お前の好きなやつ忘れたから
コンビニの全種類かってきてやったぞ。」
「ありがと。」
コーヒーを2つ入れて、お気に入りのプリンを手に取った
「けーしん、お店はいいの?」
繋「あぁ、コレ飲んだら一回戻る。」
そういって、ふぁ〜と大きなあくびをする
「もう大丈夫。明日も学校休むし。
痕が消えたら学校行くから。」
繋「ダメだ。ずっとは居られねぇけど
しばらくここに泊まるからな。」
Aは不満げだが、その目の下は
よく見るとすこし赤くなっていた
___泣いたのか。
繋「あたりめーだろ!
俺が拓海に怒られちまう。」
「何で兄貴が関係あんのよ?!」
繋「しかたねーだろ!
クソ妹宜しくって頼まれてんだから!!」
「クソ兄貴のくせに!」
繋「そんなこと俺が知るか!!
それにカギはあるもんねー。」
くるくるっと鍵束を指で弄ぶとへへんと笑った
繋「こんなときぐらい心配されとけ。」
優しい声にAも諦めたのか
困った顔をしながら、食べかけのプリンを口にはこんだ。
その様子を穏やかな目で見つめると
繋心の中に改めて込み上げる想いがある
_______及川にAはやれねぇな…。
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月宮みやこ(プロフ) - 続編!すっごく楽しみにしてます!頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです! (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます!はい、今のところ残念ルートです(´д`)挽回のチャラ川さんにご期待ください! (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました!引き続き宜しくお願いします! (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sin666 | 作成日時:2016年3月31日 16時