42話 ページ42
繋「んで。それ、及川がやったのか。」
「んー。」
繋「そんで、及川のクソ野郎は
何でがあったらそんなことになんだよ？」
「……わかんない。」
はぁ…………。
高校生めんどくせーな。
繋「わかんないって。
なんもねーのにそんなことになるかよ。
アイツ、ヤベーんじゃねーのか？」
「んー、そうかも。」
・・・・・・・
繋「泣くか？」
「けーしん、くたばれ。」
繋「 ほら、こっち来い。」
股の間のAを引っ張り上げて膝の上に載せる。
「んー。」
Aは俺の首に腕を回しくっつくと
俺の肩に頭を乗せて、
ゆっくり、少しずつ話し始めた。
及川と知り合ってからのこと
今日体育館で西谷とにらみ合ったこと
さっき、この部屋であったこと
……気付いたら俺を呼びだしていたこと。
「あたし、嫌われたのかな。」
背中をさすって落ち着かせる
しばらくすると小さな寝息が首元をくすぐった。
俺はAを抱き抱えるとベッドに運び横たえる。
Aは気が付いたのか、うっすら目を開けた
「けーしん」
両腕を伸ばして、俺を誘う。
はぁ……
ベッドに腰を下ろして、Aの額に口付けた
Aは俺の髪に手をやるとわしゃわしゃと撫で
しばらく俺を見つめると
「やっぱり、髪下ろしてる方がいい。」
そういって、少し笑い
俺の手を握ったまま
すーっと眠りに落ちた。
解いた手で髪を撫でる
繋「全く困ったお姫様だよ、お前は。」
眠る額にキスをして俺は寝室を出た。
リビングで今日の試合のビデオを見ながらビールをあおる
膝には温もりを求めるもう一匹
繋「まったくお前ら、
俺をなんだと思ってんだ。」
__正直、高校生の恋愛には興味がねぇが
__お前はもっと頭のいい奴だと思ってたぞ
__及川徹
タバコに火を点けて画面の中の及川を睨んだ
ーーーーーーーーー
もう朝か……。
寝室を覗くとAはよく眠っていた
書き置きをして、アパートを出る。
駐車場で背伸びをしてふと通りをみると
青城のジャージが見えた。
________及川
一瞬熱くなるものがあったが、
俺も大人だ、自分の気持ちばかり優先していられない。
今日もアイツらは試合だもんな……
繋「クソっ！」
頭をガシガシッと掻いて車に乗り込む
大人になるってーのは、面倒ばっかだ________
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月宮みやこ(プロフ) - 続編！すっごく楽しみにしてます！頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (
レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです！ (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます！はい、今のところ残念ルートです(´д｀)挽回のチャラ川さんにご期待ください！ (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました！引き続き宜しくお願いします！ (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sin666 | 作成日時：2016年3月31日 16時
