36話 ページ36
＿GWの予定は実家だったか。
あの時の疑問も答えがわかって少しほっとした。
…俺、聞きたいこと全然聞けてないな。
「そういえば徹は兄弟いるの？」
及「あぁ、姉がいるよ。少し歳が離れてるけどね。
父親は単身赴任だし、母親もバリバリ働いてる。」
「そうなんだ・・・。
じゃあ今日みたいな日は夕飯ウチで食べなよ。」
思いがけない一言に、箸が止まる
及「え！？いいの？？？」
俺、これ自惚れてもいいんだよね？
やっぱりAが俺を
少しずつ受け入れてくれている気がする。
体だけじゃなく、心も・・・。
今日なら、聞けるかもしれない＿＿＿＿
及「ごちそうさまでした♪」
俺はぺろりと全てたいらげた。
「お粗末さまでした。
こんなに食べてくれるなら、作りがいがあるよ♪」
二人で食器を並んで片付けて
結婚したら、こんなかんじなのかな・・・
なんて、まだ付き合ってもないのに気持ちが昂る。
ソファに座ってテレビを見ながら一息つく。
俺は、こんな瞬間にもドキドキするのに
Aは、警戒する様子もなく膝を抱えて、
俺の左腕にもたれかかりリラックスしきっているようだ。
そうゆうこと、平気でできちゃう辺り
ネコ科というべきか、なんというべきか・・
嬉しい半面、やっぱり不安だ。
及「ねぇA。」
俺は膝を抱えた彼女を抱き寄せた。
「んー？」
もう！少しぐらい意識してくれたっていいじゃん！！
及「その…
あ！もうすぐインハイ予選なんだ！」
＿おい。違うだろ俺！！
「あーそっか、もうそんな時期だ。」
及「それでさAも応援来てくれる？」
女の子は勝手に来てくれるものだったけど
Aにはそうゆうタイプでもないから言っておかないと。
「いいよ」
笑顔でそう言ってくれることに安心する。
及「ホント！！？
じゃあいつも以上に張り切らなきゃだね♪」
＿＿＿やっぱり今日は聞けないか・・。
Aが今日もアパートの前まで送ってくれる。
及「じゃあ、また明日ね。」
そう言って、歩き始めた時
つん＿＿＿
俺は後ろを振り返る。
Aは少し俯いて俺のブレザー裾を引っ張っていた。
「とおる。
一緒にいてくれてありがとう。」
顔をあげた彼女は優しく笑った。
彼女は思ったよりも寂しがりやなのかもしれない
それがAの精一杯の『好き』に聞こえた
及「当たり前でしょ♪」
好きだよA。＿＿＿＿
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月宮みやこ(プロフ) - 続編！すっごく楽しみにしてます！頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (
レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです！ (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます！はい、今のところ残念ルートです(´д｀)挽回のチャラ川さんにご期待ください！ (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました！引き続き宜しくお願いします！ (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sin666 | 作成日時：2016年3月31日 16時
