30話 ページ30
_にゃあ! チリン
「たび−♪よく似あってるよ!!んー可愛い!!!!」
首輪をつけたタビを持ち上げ、
顔にスリスリして可愛がるA。
その姿に、やっぱりプレゼントしてよかったと思った。
「ほら、ちゃんと徹にお礼しろ。」
そういってタビを俺の膝にのせた。
俺の膝でゴロンとお腹をだしてアピールしてくる
及「うっ・・・君、なかなかあざといじゃなか。
さっきはよくも邪魔してくれたね!
君はさながらAのナイト君ってところかい?」
そういって柔らかなお腹を指先でつつく。
それさえも気持ちいいのか、喉をゴロゴロと鳴らす。
そんな姿もAにとっては微笑ましい。
「タビは徹が好きみたい。」
及「なんだかバカにされているように
俺には見えるけど・・・。」
「そんなことないよ!
兄貴にだってこんなに甘えたことないんだよ?」
及「そうか。じゃあ、俺は認めてもらえたんだね。
このナイト君にさ!」
_にゃーん
「・・・だってさw」
彼女は嬉しそうに笑った。
_______
そういえば、Aの連絡先を知らないことを思い出す。
及「ねぇ、連絡先交換してよ。」
そういえば交換してなかったね、
といってスマホを取り出す彼女。
連絡先の中に入る『黒川A』の名前。
これでいつでも連絡が取れる。
及「じゃー帰るね。またね、ナイト君。」
そういってタビの頭を撫で部屋を出る。
アパートの前までAが見送ってくれる。
「徹、ほんと…ありがとね。」
こんなに素直だなんて
よっぽど嬉しかったんだな。
俺は彼女をそっと抱き寄せておでこにキスをした。
及「こちらこそ。テーピング助かったよ。
じゃあ、ちゃんと鍵閉めなよ。」
「うん。わかった。」
及「よし、じゃまた明日。」
「また明日ね。」
及川の後ろ姿が見えなくなるまで見送って部屋に戻る。
チリン♪
ソファーの上で丸くなっているタビの首輪をそっと撫でる
「ほんと、よく似あってる。」
ブーッ_ブーッ_
ケータイにメッセージが入る。
及川徹ただいま♪
黒川A早っ。マジで近いんだね。
及川徹すぐ会いにいけるよ!
黒川A今日はもういらない☆彡
そう送ってタビの写真を送った。
及川徹ほんと、よく似合ってる。
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月宮みやこ(プロフ) - 続編!すっごく楽しみにしてます!頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです! (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます!はい、今のところ残念ルートです(´д`)挽回のチャラ川さんにご期待ください! (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました!引き続き宜しくお願いします! (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sin666 | 作成日時:2016年3月31日 16時