28話 ページ28
１人暮らしにしては広い部屋だ。
キッチンはカウンターキッチンで
リビングが見渡せるようになっていた。
１０畳ほどあるリビングには
ナチュラルウッドの小さなダイニングセットと
紺色の２人がけのソファにテレビ
真ん中にはベージュのラグマットとローテーブル
部屋の隅には背の高い観葉植物
その脇にタビの寝床らしきクッションがおいてある。
ちょっとした新婚さんの部屋のようだ。
＿＿＿新婚。何考えてんだ俺・・。
「はい、お茶でよかった？」
及「ありがとう。いい部屋だね。
高校生の一人暮らしにしては豪華だ。」
「まーね。」
「ここ、兄貴が使ってた部屋なんだ。」
ーお兄さんがいるんだ。
「兄貴が大学卒業するタイミングで
あたしが住むことになったから…
基本的には兄貴の趣味なの。」
及「なるほどね。
確かに女の子の部屋って雰囲気はしないかな。」
ーでもAの匂いのする部屋。落ち着く。
そういえば、アレを渡さなければいけないことを思い出す。
及「A。これ、今日付き合ってくれたお礼。」
ラッピングされた小さな包を手に乗せて
隣に座る彼女に差し出す。
「えー？なになに？」
及「いいから、開けてみなよ」
Aは包を受け取ると、丁寧にラッピングを解いていく。
そして中身が出てくると、目を見開いた
「これ、お店で見た首輪・・・。」
及「そ、俺からタビ君にプレゼントだよ♪」
「ありがとう！徹！！！」
そういって満面の笑みでAは俺を思いっきり抱きしめた
＿ぎゅっ
背中にまわした手が俺のブレザーを握るのが分かる
きっと喜んでくれるはず。
そう思っていたけど、
予想以上の反応に
＿小さな仕草に胸が熱くなる。
俺はそっとAの背中に腕を回し右手を頭に添える。
及「好きだよA。」
少しだけ体を離し、俯く彼女の顎に手をかけ上を向かせる
伏し目がちな彼女の顔が見える。
頬が赤い
何も言わずそんな彼女を見つめる
「な、何よ・・・。」
及「別に♪可愛いなっと思っただけ。」
ふっと笑った俺に羞恥のピークに達したAは
「もう！お前Ｓか！」といって上目遣いに怒った。
あははと俺は笑ったけれど
いつも以上に素直な彼女のそんな仕草を前にして
俺の理性はもう持ちそうになかった
キスしていい？＿＿＿＿＿
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月宮みやこ(プロフ) - 続編！すっごく楽しみにしてます！頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (
レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです！ (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます！はい、今のところ残念ルートです(´д｀)挽回のチャラ川さんにご期待ください！ (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました！引き続き宜しくお願いします！ (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sin666 | 作成日時：2016年3月31日 16時
