26話 ページ26
及「A。いくら知り合いだからって
無茶ぶりにも程が有るんじゃない??」
「店長ってさ、なんだかんだいって面倒見いいんだよね。」
_そっか、俺のこと考えて紹介してくれたのか・・・。
言葉にはださないけど
こうしてAなりに応援してくれているんだと思うと素直に嬉しい。
黄色い声援を送るだけの女の子たちとは違う。
___あぁ、やっぱりいいな。
「ねぇ、喉乾いた。どっか入らない?」
及「確かにねー。俺も何か飲みたい。」
Aとカフェに入り
お互いにコーヒを注文した。
女の子たちには優しい及川徹であるよう努めてきたし
サッパリしたやり取りで
行き先が決まって、のんびりと時間を過ごす・・・
なんてしたことなかったかも
・・・・これが素の俺なんだなよな
ほんの些細なことだけど
どれだけ演じてたか、俺は改めて思い知った気がした
注文を終えるとAはおもむろに話しだした
「ねぇ、今日は随分と大人しいね?」
大人しい・・これはきっと
チャラくないという意味だろう
及「はぁ、うるさい女子がいない休息日ぐらい
ゆっくりしたっていいだろ。」
「あはは、それもそうだね。
あれを毎日高校生活中つづけてるのは
大したもんだと思うよw」
そこには嫌味のようなものは含まれず
ただ率直にそう感じているのだと思った
なんかもう、本当に色々と
俺のこと見透かされてるんだな・・・。
及「君こそ今日は随分と素直じゃないか」
俺の少しの敗北感からでたその言葉は
我ながら幼稚だと思った
「なにそれ。素直な相手に虚勢を張るほど
あたしもひねくれてはいないよ。
それに、今日は穏やかでなんだか良い日だ」
彼女は運ばれてきたコーヒーのスプーンを
クルクル回しながら屈託のない笑顔でそう答えた
そっか・・・
彼女だから
俺は自然体でいられたのか。
Aといると本当に落ち着く___
洞察力というべきか
感受性というべきか
彼女のそれには俺にも感服だ。
Aには敵わないな
俺は目の前の彼女に視線を向けた
「なに?」
及「なんでもない。今日はありがとね♪」
「こちらこそ。
誰かと買い物するの久々で楽しかった!」
彼女のこんな笑顔が見れるなら
これからのバレー以外の時間全て使ってもいいな
なんて思ってしまっている自分は
かなり重症だね__
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月宮みやこ(プロフ) - 続編!すっごく楽しみにしてます!頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです! (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます!はい、今のところ残念ルートです(´д`)挽回のチャラ川さんにご期待ください! (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました!引き続き宜しくお願いします! (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sin666 | 作成日時:2016年3月31日 16時