17話 ページ17
及「・・・え・・」
__なんで気づいて・・・
黒「みんなに知られたくないなら
テーピングしたげるからさっさとよこしな。
早くしないと休憩終わるよ??」
ようやく彼女の意図が分かり、全身のちからが抜けていく。
及「・・・そこの3番目の棚の右側。」
そういって、大人しく素足になる。
はぁ・・・・まったく
なんなんだよ、コイツ_____
テーピングの在処を聞き出すと
手際よくテープを切っていくA。
ーーなんか手馴れてるな。
Aの冷たい指先が及川の足に触れ、
テーピングを巻いていく。
ーー綺麗な指・・・
黒「キツくない?」
及「あ、うん、大丈夫。」
足をクイクイっと動かして感触を確かめて
改めて感心してしまう。
ーーほんと、見事だ。
そう思いながらも、なぜ足を痛めたことがばれたのか・・・。
そんなに顔に出ていたわけがない。
現に部員も、監督も誰一人気づいていなかったし。
テーピングを片付けるAの背中に向かって聞いてみる
及「なんでわかったのさ。」
「長年の勘ってやつー?」と振り返りもせず答える。
及「何だそれ。しかし恐れいったよ。まさかバレるとはね。」
立ち上がり、自分に背を向けたままのAをに近づく。
黒「まぁね。でもちゃんと病院行きなよ。」
ー自分でもわからない。
ーこんな気持になるなんて。
__心が・・グチャグチャだ。
こんな女ーーーー
及川はそのまま後ろ姿の彼女をグイッと乱暴に抱き寄せる。
黒「こらこら、王子様。お礼は言葉で結構ですよ」
そういってクスクス笑う彼女。
___そうやって余裕ぶってられるのも
今のうちだよ
頭を肩にうずめ制服の襟をずらし、現れた肩口に唇を寄せる。
『あっっ。こら、及川』
そんな声にかまわず、後れ毛が垂れる首筋に舌を這わせていく。
『っっん・・・。ちょっと、いい加減にしないさい。』
腕の中の彼女は顎を上げ肩を震わせる。
____ほらね、やっぱりお前だって
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月宮みやこ(プロフ) - 続編!すっごく楽しみにしてます!頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです! (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます!はい、今のところ残念ルートです(´д`)挽回のチャラ川さんにご期待ください! (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました!引き続き宜しくお願いします! (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sin666 | 作成日時:2016年3月31日 16時