12話 ページ12
岩泉side
やっと放課後だ。
これからの時間が俺たちの本番といえる。
岩「及川ーさっさと部活行くぞ。」
後ろの席の及川に目をやると
「同じ部活なんだ?」
岩「おーバレー部だ。
「へーすごいじゃん!二人共うまいんだ?」
岩「まーなー。結構強いと思うけど。
・・・・・なんだよ及川!ボケっとしてんじゃねぇ! 」
及「あぁ・・・そうだね。」
そういって立ち上がった及川の頭に
俺達の様子を見ていた黒川が立ち上がり
俯いている及川の顔をおもむろに覗き込む。
「どうしたの??」
小首を傾げて、上目使いで見上げたその顔・・・
及「・・・・うわぁ!」
岩「・・・・・・・・」
160cmあるかないかのその小柄な体は
すっぽりと及川の顔の下に潜り込んでいる
黒川のその仕草は、
しかし何だ。
及川にとっては
それなのにどうしたことか
目の前の及川の顔は…そう 赤かった。
「顔赤いね。熱でもあるんじゃない?」
そういって黒川は及川の額に手を伸ばす。
180センチを超える及川の額に手を延ばすのだ
ちょいっと背伸びをしたその姿もまた、
なんとも男心をくすぐるものだった。
いつもの減らず口はどこへやら
彼女の手が及川に届く…
及「!?」
彼女は赤く染まる及川の頬に手を添えた。
「案外かわいいところあるんだね。
そんなに頬を染めてどうしたの?お姫様。」
そういって黒川は妖艶に微笑んだ。
及「な、!!!!」
益々及川の顔が赤くなる。
こ、こいつ……及川に向かってお姫様だと!?
岩「プッ・・・・あはははははははははは!
こいつは傑作だな!及川がお姫様だとよ!!」
目の前には顔を染めたまま硬直している及川と
そんな及川の頬を親指で弄んでいる黒川。
及川とは長い付き合いだが、ここまで
クソ王子を気取ってきた及川めが
女にこんな目にあわされる日がくるなんて
想像もしたことがなかった。
なんていい気味だ。
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月宮みやこ(プロフ) - 続編!すっごく楽しみにしてます!頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです! (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます!はい、今のところ残念ルートです(´д`)挽回のチャラ川さんにご期待ください! (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました!引き続き宜しくお願いします! (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sin666 | 作成日時:2016年3月31日 16時