___檻の中で舞う蝶___【参】

___結果発表___ ページ8

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ユキ「てな訳で委員会対抗借り物競争の順位は〜！」


ユキ「一位 会計委員会 二位 保健委員会 三位 用具委員会！」


ユキ「に、決定致しました！委員会対抗の場合委員会に関係なく参加した学年にそれぞれ点数が与えられます！」





『従いまして、この様になります。』((ﾆｺｯ


ユキ「現在の得点はこちらです！」





食満「ちょっと待て！これじゃあ人数が多いい一年生が圧倒的に有利じゃないか！」


斉藤「まだ六年生は良いよね〜」





あっちもこっちも揉めてるみたい……

そしてさっき学園長先生が走って行くのが見えた……

これは最悪また中止かな……





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シゲ「ここで学園長先生から発表があります。」


シゲ「どうぞ！」





学園長「えー おほんっ」


学園長「突然ですが 大運動会第二部をここで終了しまーす。」





「「えぇっー！？！！」」





……ほら、言った通り。

学園長先生が前を通った時ほんのり女物の匂いがした。

多分前に来てた 元彼女さんら辺だろう。





学園長「大運動会第三部は後日また花火でお伝えしまーす。」


学園長「てへ。」





本当に……うん。





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そして今は 急遽中止になった運動会の後片付け

をしている所であった。

ほんとに やるならやるでしっかりして欲しい。





『あ、食満先輩 それ持っていきますよ。』((ﾆｺｯ


食満「お？そうか？？」


『はい 用具倉庫ですよね？』((ﾆｺｯ


食満「そうだが…………おーい！三郎次！」





食満先輩に呼ばれるなり 走りながら来た池田くん

これくらい一人で持てるんだけどなー。





食満「三郎次 Aとこれ、用具倉庫に持ってってくれるか？」


池田「これですか？」


食満「あぁ、俺はここを離れられないから頼む」


池田「分かりました。」





食満「気をつけるんだぞ？ちゃんと前見て歩けよー？？」


『お気遣い感謝します。』((ﾆｺｯ


池田「先輩過保護すぎですよー？？」


食満「んだとこのやろー！」





池田くんの頭をくしゃくしゃと撫でた後

食満先輩は持っていた 藁の敷物を私に

池田くんにマイクなど細かい部品を渡し

他の道具を取りに行った。





『それじゃあ行きましょうか。』((ﾆｺｯ


池田「そうですね」





私と池田くんは 顔を見合せたあと

二人並んで歩き 用具倉庫へと向かった。

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