___檻の中で舞う蝶___【参】

___善い作戦___ ページ48

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土井先生｢あれ、Aはいいのか？｣


『えぇ、そもそもくノ一は飛び入り参加みたいな感じでしたし……』


『ああいうのはやりたい方がやった方が良いと思いまして。』((ﾆｺｯ


山田先生｢そうか なら無理には言わない。｣


『ふふっ ありがとうございます。』





私との少しの雑談を終えると では、と言って

先生たちはどこかへ行ってしまった。

本当に生徒だけでやらせるのか。

まぁ、近くで見てたりはすると思うけど。





猪名寺｢えー あみだくじの結果一年四年合同チームのリーダーは 初島 孫次郎くんに決定！｣


下坂部｢孫次郎ファイトー、！｣


黒門｢リーダーなら成績のいい僕達い組の方が適任なのに、｣


下坂部｢孫次郎を甘く見ては いけないよ……。｣((ｽﾞｲｯ


黒門｢え、えぇ、｣


初島｢あの、あのぉ……｣


初島｢僕に作戦があるんです 手伝っていただけますか？｣





少し暗い雰囲気をさらけ出しながら四年生の方へと

歩み寄ってきた 初島くん。

この子 意外と積極性のある子なんだな。





平｢手伝えだと？この私に指図するつもりか！？｣


綾部｢仕方ないよね〜 孫次郎がリーダーなんだもーん。｣


斉藤｢ねぇねぇ！どんな作戦？｣


初島｢まずこうしてあーして……｣





田村｢ほー！なかなか善い作戦だな！｣


平｢くっ、っ、なに！？｣


『……。』





みんなが話しているのを遠目に見ていると

後から肩を チョンチョンとつつかれる。

まぁ、大体検討は着いている。

音で分かるからね。





『……どうかしましたか？五年生は二年生と共に ドクタケ忍術教室を調査する とお話を伺っていたのですけども……』


不破｢わぁ、後ろ向いていないのによく分かったね！｣


鉢屋｢背中に目でもついてんのか？｣


『……ふふっ まさか 女の勘ってやつですよ。』((ｸﾙｯ





私はそう言いながら 後ろを振り向く。

やっぱり 不破 雷蔵先輩と 鉢屋 三郎先輩だ。

どうやら、猪名寺くんと摂津のくんと福富くんを

呼んで欲しいらしい。





『猪名寺くん 摂津のくん 福富くん 五年生の先輩二人がお呼びです。』((ﾆｺｯ


摂津の｢あー！Aせんぱぁいっ！……って、五年生、？｣


不破｢こっちこっち！｣


猪名寺｢？？？｣





この三人に一体なんの用事なのだろうか。

___顔色を伺う___→←___誰がリーダー？___

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