___檻の中で舞う蝶___【参】

___補習の見張り___ ページ14

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今は丁度 朝食を食べ終え 通常授業を二時限終えて

行間休みになった所だった。

終わったプラントを 山本先生に届けようと職員室へ行くと

二年生実技担当の 野村雄三先生から手紙を受け取った。





野村「山本先生から椎堂さんへと受け取りました。」


『あ、野村先生 ありがとうございます』((ﾆｺｯ


野村「当然の事をしたまでです それでは私は仕事に戻りますね。」


『はい、頑張ってください。』((ﾆｺｯ





山本先生の机にプリントを置いて 職員室を出た後

自分の部屋に戻って 手紙を開けた。






手紙の内容はというと、

くノたま一年で 豆を移す習の術の補習の人がいるらしく

その補修を二時限目後の行間休みにやるから。

見張りとして着いて行って欲しい という事らしい。





山本先生はと言うと くノ一二 三年生の合同実技

について行くのだとか。





こういうのは少なくは無い いつもの事だ。

下級生で基礎はしっかりしないといけないからね。

上級生になると実技とかは忍たまとほぼ合同になるし。





『……支度しますかぁ。』





私は畳に下ろした重い腰を上げ 支度をし始めた。





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私が手紙に書かれていた集合場所へ向かうと

もう補習の子達は居て 少し急いで近くに寄り話しかけた。





『こんにちわ 一年生の皆さん。』((ﾆｺｯ


千代「えっ！！？ A先輩！！」


〜〜「付き添いの方って A先輩だったんだ！良かったぁ…」


〜〜「よろしくおねがいしまぁす！」





どうやら補習の子は三人らしい。

手には豆の入った袋を無くさないよう しっかり持っている

さて、中に何個入ってるのかは知ってるのだろうか。




『袋には元々 豆は何個入っているのですか？』


〜〜「え、えっと〜」


〜〜「確か、二百？だった気がします？？」


『あはは……じゃあ数える所から始めましょうか。』((ﾆｺｯ





みんなで数を数えると 確かに大きい桁はあってたものの

みんな一粒二粒くらい違く 二百にちゃんと揃え

行く準備を整えた。





『では、準備も整った所で 三人に質問です。』((ﾆｺｯ


千代「な、なんですかっ？？」


〜〜「ど、どんとこいっ！！！」


『商家の前では豆をどうするのでしょうか。』





私がそう言うと 沈黙が流れた。

……どうやら町に行くのにはもう少しかかりそうだ。

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