40.届かない ページ41
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「そ、それで京ちゃんの好きな子って……？」
「い、言わせるのかよ…」
え？
きょとんとしたAに京介はため息をつく
「俺の好きな子は――――――――…」
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「あ、お客様ー。間もなく門を閉めますー」
「あ、はーい！すぐ出ます！！」
京ちゃんがいいかけた言葉は見回りをしていた従業員さんによってかき消された
急にきたからびっくりして思わず京ちゃんを押しのけた
「京ちゃん！門しめるって！はやくでよ！！」
京介の手を握り門までダッシュ
「そんなに急がなくてもいいだろ」と京介は言うがAは聞かなかった
「ありがとうございました。またのご利用お待ちしております」
受付にいた人にそう言われ一礼して動物園からでた
そして、降りてきたバス停でバスを待ち、バスに乗った
「……………」
シーーーン
隣にいるのに何も話さない異様な空気
バスに乗っている人たちの話し声だけがバスの中に響く
この空気…なんとかしなきゃ
でも
なんか…眠いや―――――…
ポテッ
「え？」
京介は自分の肩になにか乗ってきたことに気づく
「すぅ…」
安心して眠るようにAは京介の肩に頭を置き、スヤスヤと寝ていた
「ったく…」
スヤスヤと寝ているAを見た京介は手をAのほうへ伸ばす
しかし、ふとAと兄のことが頭を横切り手を引っ込める
「何やってんだ俺……」
手を引っ込めたその手は自分の頭をおさえた
こんな無防備で寝るなんて…お前らしいな
Aの寝顔を見てそう思った
「…なんでこいつはこんなに鈍感なんだよ。俺の好きな子は…こんな近くにいるのに気づけよ」
俺はそう呟いた
その言葉は眠ってるAには届かない―――…
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ヒマリ(プロフ) - 初めまして！剣城くん達大好きで通常検索＆キ−ワ−ド拝見させておりますもしも良ければイベント後覗いて頂いたら嬉しいですやり方ペ−スト＆通常検索などなど出て来ると思います。「あなたの小説読ませて下さい。」です。 (2021年2月11日 19時) (
レス) id: 1ca09ff23d (このIDを非表示/違反報告)
涼野ユキ(プロフ) - いさきさん» 文化祭ないのはいやですよね(._.)私も今のとこもそういうのがないので寂しく感じます、 (2018年12月15日 19時) (レス) id: 777abbe99d (このIDを非表示/違反報告)
いさき - 涼野ユキさん» 文化祭もないんですよ… (2018年10月14日 7時) (レス) id: 55e87b9226 (このIDを非表示/違反報告)
涼野ユキ(プロフ) - いさきさん» すくないですね！文化部はどの学校も結構あるイメージがありました！ (2018年9月4日 8時) (レス) id: 777abbe99d (このIDを非表示/違反報告)
いさき - 涼野ユキさん» 私のところ以外と少ないんですよね…文化部は文美術と吹奏楽(剣道)しか無いし…… (2018年8月25日 14時) (レス) id: 55e87b9226 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼野ユキ | 作成日時：2018年8月14日 9時
