それぞれの思い 一 ページ20
家に帰ると、頭からベットに倒れ込んで、脚をばたつかせる。
脳裏に寧々の下着姿がフラッシュバック。
何であん時ノックしないで開けちゃったんだろ。
寧々絶対怒ってるって。てかいつの間にあんな……
邪な考えを振り切るように頭を振った。
寧々はオレのことなんも思ってないんだろーな。
まあオレもちょっと前までは、そうだったんだけれど。
オレといる時の、寧々は無防備すぎるんだよ。
とため息をつく。
あれほど大根足が大根足が言っているのに、
オレの前では普通に出すし、
冗談のつもりでアイスを渡したら、
普通に食うし。
オレのことを意識していないのか、
それとも意識した上でそうしているのか。
答えはきっと前者だろう。
『あまねくんってタイプじゃないのよね』
とはしゃいだように言う彼女。
そんな事を、口では言っているが、
きっと告白されたら付き合うんだろうな。
寧々は王子様タイプが好きだけど、
今まで、告白されたことは無いそうで、
意外にも告白されたら、ころりと落ちてしまうかもしれない。
柚木も顔結構整ってる方だと思うし。
そういえば。とスマートフォンを取り出した。
柚木は寧々の事好きなのだろうか。
そういやそんな話は聞いたことがない。
まあどちらにしても、寧々を悲しませたら許さない。
アプリを開くと、ミツバからメッセージが来ていた。
三葉まだ?
そういや三葉と行くのを忘れていた。
怒ってないといいけれど。
光ごめん。忘れてた
とだけ送ると柚木との会話を開いた。
そこで一つだけメッセージを送ると、夏祭りの準備を始める。
光頑張れよ
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