JEALOUS ひで ページ1
. 【⠀高校生 】
「 ねぇ、A 」
「 んー? なあに、ひで 」
ふわっと笑う君に、俺はいつしか虜にされてる
こんな感覚はじめてで、 毎日好きが大きくなっていく
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いつも通っているカフェの外が見える席でホットコーヒーを飲みながらまったりとした時間を過ごす
「 ふぅ... 」
何も考えず過ごせるこの時間が好き ...
「 え 」
ぼーっと外を見ていると、
Aがどこの誰か分からない男と2人で並んで歩いてるのか目に入る
「 肩当たってない.. ? 」
いつも俺に見せるあの可愛い笑顔をその男にも見せて、なんだから笑い合って仲良さそう..
「 ライバル出現... 」
いや!俺だって引き下がりたくない!
これはアタックするしかない!
「 よしっ! 」
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次の日、登校して教室に入る
「 おはよ、A 」
「 おはよーひで、ねむいねぇ 」
「 あのさ、 」
「 ん? 」
言え!俺!今日一緒に帰ろうって!そのくらい言えるだろ!
なんて考えてると横から
「 A〜 今日バイトー? 」
「 今日ないよー 」
「 お!カラオケ行こー! 」
「 いいねぇ ! 」
と、クラスの女子に誘われて呆気なく取られてしまった
「 ひで?話の続き、なに? 」
「 あ、いや なんでもない 」
「 そう? 」
昨日のことも聞きたかったのに、 一緒に帰りたかったのに..
もうダメなのかなぁ
せめて、好きってこと気づいて欲しいな
「 好きすぎんだよなぁ... 」
「 ん?なんか言った? 」
「 ううん 」
体育の授業で男子はバスケ、女子はバレーボール
同じ体育館で半分に分けて使っている
ふと横を見れば楽しそうにバレーボールをしているA。
気づいてくれるかななんて少し願望も込で見つめているとパチッと目が合って男子側の方に駆け寄ってくる
「 ひでー! 」
「 がんばってんね 」
「 ちょーたのしい!ひでは?どー? 」
「 俺バスケ上手いからさ〜 」
「 はー? じゃ見せて!シュート決めて! 」
「 おー見とけー? 」
ボールを持ってスリーポイントのところに立ってゴール目掛けて綺麗なフォームで投げる
「 絶対入った 」
と、確信したもののバコンッ!と音を立ててリングにボールが当たってはじき出された
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sana(プロフ) - きぬさんの作品、全部大好きです!koi to meお願いしたいです。これからも応援してます! (4月11日 15時) (レス) id: 31aad99eed (このIDを非表示/違反報告)
は〜(プロフ) - ありがとうございました!!素敵なお話でした。 (4月10日 14時) (レス) @page16 id: f81e54f298 (このIDを非表示/違反報告)
tomomiiii(プロフ) - 書いてくださりありがとうございます!! 素敵すぎました。 (4月10日 2時) (レス) @page16 id: 80faf05431 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ(プロフ) - tomomiiiiさん» リクエストありがとうございます!お話書いてみましたので、ぜひ一読してみてください (4月10日 0時) (レス) id: da40122be3 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - ワンエンのGIFTでお願いしたいです! (4月9日 22時) (レス) id: 0375f71da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きぬ | 作成日時:2023年12月20日 17時