噛みつき魔 ページ22
颯斗side
打ち合わせ中に一通のLINE
" 今日おうちでお酒飲んでもいい?"
もちろんAからの連絡。
家ならまぁいいか、と
" いいよ " と返事をする
打ち合わせが終わり今から帰るよとLINEを入れて俺は事務所をでた
電車を待ってる時にふと携帯を見ると既読は着いてるけど返事が無い
颯 「 風呂でも入ってんのかー? 」
家に着き玄関を開けるとぺたんこ座りをしたA
颯 「 ただいま、 なにしてんのそこで 」
「 はやちん、 おかえりぃ!! 」
バット顔を上げたA
こりゃ出来上がってんな
颯 「 なーに、もう呑んでるの? 」
「 んふふ、 のんじゃったぁ 」
手には飲みかけのチューハイ
Aの手を引きリビングに向かうと既に4本の空き缶
颯 「 え?! 、これ全部飲んだの? 」
「 ん! これおいしかったー リンゴのやつ! 」
俺はお酒がもっぱら弱いからほとんど飲むことは無いんだけど、
Aもなかなかの弱さ
颯 「 ほら、ソファ座って飲みな?零すよ? 」
「 はーい。 じゃあはやちんもすわってー 」
Aに肩を押されて座れと催促される
大人しく座ると膝に跨り向かい合わせになる
「 ふふー、 」
なんだかご機嫌そうだけど、俺からすると酔っててフワフワしてるし顔赤いし何より距離が近いし結構ギリギリのとこで理性を保ってる
颯 「 なーに、チューして欲しい?」
意地悪く言うとちがーうと首を横に振る
俺の右手を取り顔の前まで持ってくるとパクっと親指を噛まれる
そーいえば飲めるようになった成人したばかりの頃、
酔っ払っては人の腕に噛み付いてて、俺もよく餌食になってたなぁ
颯 「 噛みつき魔復活? 」
「 ちがーう、! きょーだけどーひても噛みたくなっはのー 」
噛みながら話すからなんかヘニョヘニョ話すA
颯 「 おいしーの? 」
「 おいひー 」
颯 「 まあ、なら良かった 」
気が済んだのか、口から指を離しご丁寧にティッシュで拭いてくれる(笑)
颯 「 満足しました? 」
「 まだー 」
颯 「 てかなんで指なの?」
「 なんとなくー 」
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ミクミン(プロフ) - 突然すみません。お話がキュンキュンすぎてもう10回以上見てしまってます(T^T) 機会がありましたら続編お願いします(*^^*) (1月12日 18時) (レス) id: 84607b15cb (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 最後の最後はよかったです!ありがとうございます!! (1月11日 3時) (レス) @page36 id: 1468c8b5e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひー - きぬさん» 書いていただきありがとうございました( ; ; )♡ きぬさんの書かれるものがほんとに好きです!!これからも楽しみにしてます! (11月10日 13時) (レス) id: 0375f71da0 (このIDを非表示/違反報告)
きぬ(プロフ) - ひーさん» あまあまはやちんですねー!リクエストありがとうございます!かきます♫ (11月9日 16時) (レス) id: da40122be3 (このIDを非表示/違反報告)
ひー - きぬさん» ご返信ありがとうございます!そうなんですね( ; ; )はやとくんに甘やかされるお話が見たいのですがリクエストは可能ですか、、? (11月8日 23時) (レス) id: 0375f71da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きぬ | 作成日時:2023年9月14日 21時