ヤンデレ真田と別れます！ (ページ9)

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その8 ページ9

Aside

今日の部活でつばさは怪我を気にしてくれたけど、
言えなかった。弦一郎とも目が合ったけど逸らしてしまった。

帰る前に元に戻ってくれたけど、まだ少し怖いから今日は話せそうにない…もう1度話し合うべきなんだろうけど、やっぱり今日は無理かもしれない…

部活も終わり、もう今日はつばさと帰ろうと思ったら、つばさがいなかった。

『先に帰っちゃったのかな？まぁ約束もしてなかったから今日は仁王くんと帰ったのかも…』

仕方ない今日は1人でかーえろっと！
ってあれ？誰かテニスコートのベンチにいる…
つばさかな？見に行ってみよう！

『柳くん！何してるの？』

柳「あぁ、佐伯か。俺は今日弦一郎の様子が少し
おかしかったからこうゆう時の真田のデータを
取ったものをノートに書いていたんだ。」

まさか弦一郎のこととは…何か別の話題を…

『へぇー…そうなんだ…
ところでつばさ見てない？？一緒に帰りたかったんだけど見つからないんだよねー』

柳「山口か？俺は見ていないな…
それより佐伯、その怪我はどうしたんだ？」

『え？あー何でもないよ～ちょっと転んだの！』

柳「転んで頬に傷が？お前はおかしな転け方をする
んだな。ところで弦一郎の様子がおかしかった
のは何故かお前は知っているのか？」

『し、知らないよー！あ、じゃあそろそろ行くね』

昨日のことがバレたくなくて逃げようとすると

柳「待て佐伯。弦一郎と何かあったのか？
最近弦一郎の様子がおかしいから注意して
見ていれば、今日は何故かあいつは悲しそう
だった。そしてお前も怪我をしていた。
お前弦一郎から暴力をうけてるんじゃないか？｣

暴力…弦一郎が私に…違う…昨日のはたまたま手が当たっただけで…暴力じゃない…

『違うよ…弦一郎がそんな事する訳ないでしょ？
離して、私帰るね』

柳「佐伯…でもそれは…」

『ほっといてよ！柳くんには関係ないよ…
本当にちがうの…弦一郎がそんなことするはず…』

ないっていう前に泣き出してしまった。
真面目で、努力家で私にとっても優しかった弦一郎がどんどん変わっていって、昨日あんなことになったなんて信じたくなかった。でもこうして言葉にされると現実なんだと実感してしまった。

柳くんは驚いた顔でしばらくこっちを見つめてから
私をベンチに座らせて、ジャージを掛けて隣にいてくれた。

作なんかよく分からんくなった…