ヤンデレ真田と別れます！ (ページ7)

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その6 ページ7

真「仁王、昨日は面倒事に巻き込んでしまい、
すまなかった。」

仁「俺は別にそんなこと気にしとらんぜよ。
でもなんでAにあんな事したんじゃ。
Aのこと好いとらんのか？」

真「違う！そんな訳がないだろう！
むしろ好きだからこそ俺は困っているんだ…
Aを苦しめたい訳じゃない。
あいつが言ったことも本当は分かっている。
でも…どうしてもあいつを他の男に渡したく
ないんだ…仁王！お前だって山口を他の奴に
渡したりなど出来んだろう！！」

仁「俺はお前みたいに自分の感情だけでつばさを
縛り付けたり、傷つけたりは出来んのじゃ。
真田…お前は本当にその方法でAを
他の男から守れると思っちょるんか？」

真「俺は…」

仁「安心せい、真田。Aはお前のことを
好いとるよ。でも今のままやったらAは
お前の事を好きたくても、出来んくなるぜよ｣

真「そうだな…仁王、すまなかった。俺はAを
もう二度と傷つけない！Aにもう1度
考え直してもらえるよう頼むことにする。
仁王、感謝する。」

仁「おう。もうAを泣かせんように
しんしゃい。でも次はもうないぜよ。
分かっとるな、真田。」

真「もちろんだ。」

すると仁王はニヤッと笑って帰っていった。
俺も家に帰ろうとすると足元に何か落ちていた。

赤いシミが２、３滴乾いた状態で落ちていた。
これは…昨日俺がAを殴った時に流させて
しまった血か？場所もそういえばここであいつを…

昨日から罪悪感がなかった訳ではない。
でも自分を正当化させて、どこかで夢ではないか
などと考えていたのかもしれない。

でもそれを見た瞬間自分のやったことを
目の前に突きつけられたような気がした。
これまでないほどの罪悪感が俺を襲い、
俺は膝から崩れ落ちた。

真「俺はなんてことを…してしまったんだ…」

そして泣いた。悲しいのも辛いのも痛かったのも
Aの方だったとゆうのに…

でも声を上げて号泣することは出来なかった。
俺がそんなふうに泣くのは許されないと思ったのだ
ただ声を押し殺して泣くことしか出来なかった。

作者仁王くんめっちゃ出てくるやん。
と書きながらすっごい思ってました。