ヤンデレ真田と別れます！ (ページ5)

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その4 ページ5

この声…って…

真「仁王…お前には関係ないだろう。
お前は部活に行け。」

仁「関係あるぜよ。よぉ見てみんしゃい。
お前がそんなに大事に思ってる彼女が
怯えてふるえとる。」

弦一郎はハッとしてこちらを見るとさっきまでの
怖い雰囲気が消えて、私の方に近づいてきた。

真「すまんA！！俺は一体…
お前を傷つけるつもりは無かったんだ！」

『弦一郎…よかった…！いつもの弦一郎だ…！！』

安心した瞬間弦一郎に抱きついて泣いてしまった。
さっきの弦一郎とは違って私を優しく撫でてくれた

仁「よぉ分からんが、真田は今日は帰るぜよ。
Aは俺が保健室連れていく。」

真「あぁ…すまない、仁王。
俺は何だかおかしいみたいだ。
Aのこと…頼んだぞ。」

弦一郎を見送った後、仁王くんに保健室まで
連れてきてもらった。
仁王くんに手当をしてもらいながら気になっていた
ことを聞いた。

『どうして仁王くんはあそこにいたの？？』

仁「授業サボって昼寝しとったんじゃ。
騒がしいから起きたら、真田が振られとって
面白いからしばらく見とったら
ああなった。ちゅうことじゃ。」

『そっか…ありがとう！
あのね、つばさにはこのこと秘密にして！！』

仁「わかっちょる。心配かけたくないんじゃろ？
俺はお前がそれで良いなら言わんぜよ。」

『仁王くん…ごめんね…
変なことに巻き込んじゃって…
弦一郎普段はあんなのじゃないんだよ？？
とっても優しいんだけど…』

仁「大丈夫じゃ。お前はつばさの友達である前に
大事なうちのマネージャーぜよ。
守るんは当たり前じゃ。
真田についてもお前よりよく分かっちょる。」

『なっ…！弦一郎については私の方が絶対分かってるんだから！でもまぁ…ありがとう！』

仁「どういたしまして。さて…これで大丈夫じゃ
お前ももう帰りんしゃい。」

『おぉ！もう終わったの！？
ありがとう！じゃあお言葉に甘えて帰るね！
仁王くんまた明日！！』

仁「おう。気をつけて帰りんしゃい。プリッ」

今日は本当に仁王くんにお世話になったな～
明日つばさに言わなきゃ…って言えないや。
弦一郎のこと隠さなきゃだし、ごめんねつばさ！

そう言えば結局弦一郎は分かってくれたのかな？