検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:115,059 hit

5話 波乱すぎる ページ6

「あらあら、どこに行くのですか〜?」




私の頬スレスレを通って物体は屋根に刺さる。

…刀だ。しかも投げたのはこの女とみて間違いない。



「侍にしては刀の扱い雑すぎませんか?刀は命と聞いていたのですが。」



「そうですね〜、それに私は侍じゃありませんよ。」



いやいや、侍だろ。と心の中でつっこんでみる。

帯刀してて、和服と思しき衣服に身を包む。
…これが侍じゃないならなんなんだろう。



「先程拝見していたのですが、私たちが討伐する予定だった鬼を倒されていましたよね。
見たところ日輪刀も所持していません。

…何者です?」



はあ、またよく分からない設定が盛り込まれる。
日輪刀ってなんやねん、んでやっぱこの人たちは桃太郎一行なんだきっと。



「獲物を取ってしまいごめんなさい。まさか地球には桃太郎の文化があるとは思ってなかったんです。

よければそこに落ちてる鬼の死体はあげるので許してください。」



そう言ってそそくさ退散しようとした、が。
やはり女は行く手に立ち塞がりまた質問。

…どんだけ質問すんねん。はよ家返してくれよ。



「桃太郎?何を言ってるんですかね〜。
それに、死んだ鬼は残らず消えるので頂くことはできませんね。
で、あなたは何者なんです?」



「何者何者ってただの人間です。
ちょっと身体能力が高い人間。はい、この話は終わり。」



これ以上話すなら頭についてる虫引きちぎるぞ、と一喝。
なんで頭に蝶々付けてるんだろう…浅草は変わった人間がいるものだ。



「そんな乱暴言わなくてもいいじゃないですか。
私はあなたのことが知りたいだけですよ?」



「…あのですね、私今1文無しでこれから宿探さなきゃならないんです。
つまり、あなたたちに構ってる暇はないんです。探し人もいますし。分かりますか虫女さん。」




「柱に向かってなんて口聞くんだ!!!」

「虫女って…この方がどれだけ凄いのか知らないのか!」



…なんて下から野次が飛んでくる。
うるせーしらねー。桃太郎にも上下関係あるのか、びっくり。

ちらっと虫女の顔を見れば青筋を立てているのがわかる。
…言いすぎたかな、まあいいか。


クルッと踵を返すと、虫女が背中に問いかける。
その問いかけは私をびっくりさせるのには充分だった。



「…宿、提供しましょうか。」

6話 利害の一致→←4話 鬼退治部隊??



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
196人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 鬼滅の刃 , 神威   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ナルシスト - とても面白くていい小説ですね!これからも頑張ってください! (2020年4月17日 14時) (レス) id: 9f29b33a37 (このIDを非表示/違反報告)
mio - 更新頑張ってください!応援しています!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: 2668335830 (このIDを非表示/違反報告)
いるあ(プロフ) - とても面白いです。この感じだとオチは神威なのでしょうか?神威だととても嬉しいのですが、、、楽しみに更新を待っています。 (2020年2月16日 11時) (レス) id: 8f6ad57d8f (このIDを非表示/違反報告)
4o(プロフ) - 妖精・ナルルさん» ありがとうございます!これからも少しずつ更新しますのでよろしくお願いします( . .)" (2020年2月7日 2時) (レス) id: 14a215dd40 (このIDを非表示/違反報告)
妖精・ナルル - 面白いです! (2020年2月6日 21時) (レス) id: 428de63203 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:4o | 作成日時:2020年1月31日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。