【銀魂】【鬼滅の刃】鬼殺し？いいえただの戦闘狂です！！

1話 団長のせいだ！ ページ1

「団長、そろそろ仕事してください。」



どうも初めまして。
見て分かると思いますが団長は全く仕事をしません。

書類整理、デスクワークは全て部下任せ…
しかも大事な判子も部下に全て渡し、まるで団長としての威厳は存在しない。



「A、俺がデスクワーク嫌いなの知ってるよね？…ってことでよろしく。」



そう言って渡される始末書の束。
内容は団長が破壊に破壊を重ねた修理費、団長が毎晩破壊する際に生じる騒音問題、お偉いさんとの外交…

本来、全て団長がやるべきだし。
ましてや内容も内容。
たしかに最近星潰しがなくて暇してるけどさ。
だからって船内の備品破壊しなくてもいいじゃん！！

誰が始末書書いてると思ってるの！！


…と言いたい気持ちを抑える。
そう、こんなアホでも私の上司なのだ。
それに私が団長に抗議しても聞く耳持ってもらえないし。


「はいはい、やりますよ。」


そう返事して書類を受け取った。
隣に目を向けると顔面蒼白の阿伏兎さん。

…今何徹目だっけ。4？
可哀想に、毎回毎回団長の餌食になって…

阿伏兎さんは私の目線に気がつくと、ついに頭がいかれてしまったのか大声で笑い始めた。



「…団長。俺ァ団長のケツ拭き係じゃねえ。
もう俺は疲れたんだ！寝たいんだ！！」



そう言うと団長の首根っこを掴み、そのままぶん投げる。
あ、と思った時にはもう遅い。
ニコニコ笑顔を貼り付けた団長は私の腕を掴む。


そして。


艦内の窓から見事宇宙へダイブ。




「阿伏兎さぁぁぁぁぁぁん！！！！！！」



どんどん遠ざかる戦艦。
息もできない、苦しい。



意識は、飛んだ。

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