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21話 リクエスト : 荒船哲次1 ページ23

大規模進行も無事収束し、オレはまだゆったりと休養を取っている。

あの一件以来、学校の人間にオレがボーダーであることがバレてしまい、色々話を聞かれたり褒められたりしている。というかなんかたまに告白されたりする。

この際はっきり言おう。オレは恋愛などに関してもう全くと言っていいほど興味が無い。今まで何回か告白されたことはあるが、全て断ってきている。
ぶっちゃけ初恋というものもまだだ。格好良いとか思わないの?って聞かれるとそうでも無い。
この間の大規模進行とかでボーダー隊員がトリオン兵とか人型近界民倒してる姿とか見てて『あの動き凄いな』とか『格好良いな』とか思うけどそれは恋愛的なものでは無い。

何が言いたいかと言うと、オレに告白なんて無駄なことをするでない。()

最近の告白してくるやつは昼休み辺りにクラスの人使ってオレを呼び出してくる。そして今日も呼び出された。もちろん断った。そして席について一息ついた瞬間だった。

男子「おいA、3年の先輩がお呼びだぜ。」
『は?3年?嘘でしょありえないでしょ間違いだよ。』
男子「いやA A呼べって。」
『はあ?一体誰、が…。』

扉の方を見ると、そこに立っていたのはB級荒船隊隊長、荒船哲次先輩だった。

『おいオレはA Aじゃねえ。Aは今死んだ。』
男子「ならお前誰だよ。」
『田中花子ですけど。』
男子「よし行くぞ田中。」ガッ
『お前巫山戯んなよっ?!』ズルズル

男子に引きずられ、荒船先輩の元へと連れて行かれる。

荒船「Aであってるか?」
『いやオレは田中… 男子「そうです。」お前のゲームデータ消してやる。』

男子「んじゃ、ごゆっくり〜」
『しねえよ。』

こいつのスマホ奪ってアプリ全部アンストしてやる。(やめろ)

荒船「お前、大学の時俺を庇っただろ。東さんから聞いたぞ。」
『なんの事か分からないっすね。東さんの勘違いでしょう。』
荒船「本部のデータに残ってるぞ。」
『チッ。』
荒船「お前なぁ…。」
『自覚はあります。』
荒船「あるなら直せよ。」
『無理。』

何しに来たんだよこの人。

荒船「あー、んでお前なのか?」
『ええそうです。』
荒船「そうか、助かったよ。ありがとう。」ポンッ
『…え?お礼言うために来たんすか?』

10センチ以上背の高い先輩に頭を撫でられ、ぽカーンと先輩の眼を見る。

22話 リクエスト : 荒船哲次2→←20話



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設定タグ:ワールドトリガー , オリキャラ   
作品ジャンル:アニメ
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白狐(プロフ) - すっごい良かったです!リクエストに答えてくれてはありがとうございました! (2020年5月16日 0時) (レス) id: 002b072ada (このIDを非表示/違反報告)
銀木犀(プロフ) - 白狐さん» リクエストありがとうございます!荒船さんですね!小話が終わったら書きます!応援ありがとうございます! (2020年5月15日 0時) (レス) id: d3af7e70e2 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 了解しました!これからも、応援しています!因みに、自分のリクエストは「荒船哲次」さんです! (2020年5月14日 23時) (レス) id: 002b072ada (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀木犀 | 作成日時:2020年5月12日 3時

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